純喫茶の名店として有名な新宿の「珈琲西武」をご存知でしょうか。その本店は8月末に惜しまれつつ閉店しましたが、10月1日(日)に「ハナミチ東京 歌舞伎町」にて移転オープンを果たしました。
今回は、そんな珈琲西武の名物であるデカ盛りの「プリン・ア・ラ・モード」を移転オープン当日に実食してきました! 移転先の店内の様子や、プリン・ア・ラ・モードの中身や味、食べごたえを詳しくお伝えします。
「ハナミチ東京 歌舞伎町」に移転オープンした珈琲西武とは?
「珈琲西武」は東京オリンピックが開催された1964年に創業し、昭和レトロな雰囲気と昔ながらの喫茶店メニューで多くの人に親しまれてきた純喫茶です。
JR新宿駅東口から徒歩3分ほどにある本店は、今年8月31日(木)にビルの建て壊しに伴い閉店してしまいましたが、10月1日に開業した「ハナミチ東京 歌舞伎町」にて移転オープンしています。
「ハナミチ東京 歌舞伎町」は、新宿区役所の真裏に位置する「和」をモチーフにした商業ビルで、JR新宿駅東口からは徒歩10分ほど、西武新宿駅からは徒歩8分ほどでアクセスできます。
「ハナミチ東京 歌舞伎町」の入り口横には珈琲西武のショーケースがあり、これを見るだけでもワクワクが止まりません…!
2階に上がると、和レンタル衣装「きぬも」と並んで珈琲西武があります。オープン当日ということもあってか、すでに7組ほどの行列ができていました。
移転前の雰囲気を残した昭和レトロな店内
20分ほど待ち店内に入ると、移転前の雰囲気を残した昭和レトロな空間が広がります。というのも、珈琲西武の象徴でもあるステンドグラスや重厚感のある赤いソファ、照明などの装飾品は、元のお店のものを移設したのだとか。
新しく快適でありながら、長く親しまれた喫茶店の歴史をそのまま引き継いだ、とても居心地のよい店内でした。
メニューを見てみると、移転前のメニューから多少は変更があるようでしたが、プリン・ ア・ラ・モードのほか新宿特製オムライス、サンドイッチ、ケーキセットなど豊富な喫茶店メニューが並んでいました。
本日のお目当て「プリン・ア・ラ・モード」とドリンクを頼むと、オープンのお祝いなのかサービスとしてあんバターサンドをいただきました。あんこの甘さと白玉、トーストのバランスが程よく、とても美味しかったです。
フルーツが盛りだくさん! プリンが隠れる「プリン・ア・ラ・モード」
オープン当日で店内は混み合っており、注文からしばらく待ちましたが、ついにプリン・ア・ラ・モードがやってきました!
プリンの周りには何種類ものフルーツのほか、コーンカップのアイス2つ、生クリームが覆いかぶさるように盛り付けられています。
乗せられているフルーツの種類は、リンゴ、バナナ、桃、キウイ、メロン、オレンジ、さくらんぼ、青リンゴの8種類! さらにチョコといちごのポッキーも添えられています。
そして、生クリームの上にはいちごソースとカラースプレーがトッピングされ、とても華やかな見た目でした!
コーンカップのアイスは2つともバニラのように見えましたが、手前のアイスはヨーグルト味、奥のアイスはバニラ味でした。さっぱりとしたヨーグルトアイスと、ミルクの甘さが嬉しいバニラアイス。対照的な2つのアイスを同時に味わうことができ、飽きることなく楽しめました!
何より、8種類ものフルーツが少しずつ盛り付けられていたので、味に変化があり最後まで美味しく食べられました。生クリームの量も多すぎずちょうど良いあんばい。見た目は豪華でなかなかの迫力ですが、お腹を空かせて行けば大人2人でちょうど食べられるくらいの量です。
周りのフルーツや生クリームを食べると徐々に姿を現すプリンは、濃厚なカスタードプリンでした。こちらも甘すぎず、上品な味わいでとても美味しくいただきました。
昭和から続く名店でプリン・ア・ラ・モードを味わってみては
今回訪れた珈琲西武は、昔からのファンも多いようで、移転オープン当日からたくさんの人でにぎわう人気店でした。その分、混み合っている時にはメニューの提供まで時間がかかることもあるようですので、多少余裕をもって行くのがいいかもしれません。
この秋は、昭和の雰囲気を楽しめる名店で、プリン・ア・ラ・モードを味わってみてはいかがでしょうか。