楽天グループは10月2日、「睡眠に関する調査」の結果を発表した。調査は8月8日〜10日、20歳~69歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 睡眠に関する悩み

    睡眠に関する悩み

調査によると、62.8%が「睡眠に関する悩みがある(大きな悩みがある7.8%、悩みがある21.7%、やや悩みがある33.3%の合計)」と回答。

睡眠に関する悩みを聞くと、「寝ても疲れが取れない」(39.6%)が最も多く、次いで「眠りが浅い」(39.2%)、「夜中に目が覚める」(34.9%)が上位に。年代別でみると、50代〜60代では「夜中に目が覚める」、30代では「寝つきが悪い」(39.7%)、また、ファミリー(配偶者、未就学児の末子と同居)は「睡眠時間が足りない」(44.6%)が高かった。

  • 平日の平均睡眠時間と理想の睡眠時間

    平日の平均睡眠時間と理想の睡眠時間

さらに、睡眠に関する悩みが生じる要因を聞いたところ、「仕事のストレス」(30.1%)や「加齢」(27.7%)が上位にあがったほか、ファミリー(配偶者、未就学児の末子と同居)では「就寝時における子どもの世話・寝相」(50.8%)が高い割合に。

理想と実際の平均睡眠時間を聞くと、平日の理想は約7.3時間だが、実際は約6.1時間でその差は約1.2時間差。また、休日の理想は約7.7時間であったのに対し、実際は約6.8時間と、約0.9時間差に。

睡眠時間における理想と現実には、おおよそ1時間の差があることがわかったが、では、寝る前は何をしているのだろうか。「寝る前にしていること」を複数回答で教えてもらったところ、1位「スマホでSNSを閲覧する」(33.9%)、2位「スマホで動画を視聴する」(33.6%)となり、そのほか「スマホでメールやメッセージの確認や、やり取りをする」(21.0%)、「スマホでゲームをする」(20.0%)を合わせると、全体の56.7%が寝る前に「スマホ」を使用していることが明らかに。特に、20代(77.8%)や30代(72.2%)では7割を超え、「スマホ」計が低い60代では、「テレビを見る」(38.6%)、「何もしない」(37.1%)という回答が多かった。

  • 横になってから寝るまでの平均時間

    横になってから寝るまでの平均時間

続いて、横になってから寝るまでの時間を平日と休日別に聞いたところ、平日で平均38.3分、休日で平均40.7分という結果に。

また、睡眠時の姿勢を聞くと、「仰向けで寝る」(45.5%)が最も多く、次いで「右側を下にして横向きで寝る」(29.7%)、「左側を下にして横向きで寝る」(19.1%)、「うつ伏せで寝る」(5.7%)となり、男女別でみると、男性は「仰向けで寝る」(54.1%)が、女性は「右側を下にして横向きで寝る」(37.8%)が多い傾向となった。