ファイントゥデイは10月2日、「就活と個性に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2023年9月6日~8日、就活を控えている/就活中/就活経験がある19~26歳の男子学生300人と就活経験がある22~29歳の社会人男性900人を対象に行われた。

  • 6割の若者男性が就活中にやってしまったと回答

まず、就活において強みや個性について背伸びをした・事実を誇張してしまった経験があるかどうか尋ねると、程度の差はあれ64.1%が「あった」と回答。

そのうち、30.9%が「内定をもらえそうな個性や強みを設定して回答した」、26.4%が「社会人のあるべき姿を設定してそこから逆算した個性や強みを回答した」と答え、「本来の個性があるにも関わらず、就活で戦うための理想論に引っ張られて作られた本来の自分とは少し異なる個性(=就活最適化個性)をアピールしてしまう人の存在」が浮き彫りになった。

また、内定者および社会人男性のうち、内定や就職後に、就職活動中にアピールしていた個性や強みを振り返り、就活でアピールしていた個性との違いなどに悩んだ経験がある人は53.9%。他方、本来の個性を武器に就活に挑んだ人で悩んだ経験がある割合は18.9%にとどまった。

そして、就活中に"就活最適化個性"をアピールしていた社会人男性のうち、63.2%が「就活時から本来の自分の個性に向き合っておくべきだった」と答えたことがわかった。

  • 6割以上が自分の本来の個性と向き合うべきだったと後悔

さらに、社会人生活や普段の生活で、自分本来の個性を活かして活躍できていると思うか質問したところ、「自分に自信がある方だと思う」人では77.8%が「活躍できていると思う」と回答。一方、「自分に自信がない方だと思う」人では26.8%にとどまった。

  • 社会において自分本来の個性を活かして活躍している人は自信度が高い傾向に