八芳園は、新たに子会社となる「八芳園交流コンテンツプロデュース」「八芳園エリアプロデュース警固」「八芳園ヒューマンリソースマネジメント」の3社を設立し、10月1日より事業を開始したと発表した。これにより、「交流文化創造拠点」構想の実現を目指す。

  • 新たに3法人を設立

八芳園交流コンテンツプロデュースは、「地域の食文化から新たな交流創造」を実現するために、日本各地域の自治体と連携し、自治体の持つ食材を活用したメニュー開発からブランディング、グラフィックデザインやPR動画の制作、PRイベントのプロデュースからオペレーション、ホスピタリティまでワンストッププロデュースを行うという。

今後は、すでに八芳園として包括連携・パートナーシップ協定を締結している12の自治体や学校と、様々な調査事業や交流促進事業に取り組んでいく。また、ポップアップ型ショールーム「Musube」(東京・白金台)では、主に"食"を中心に各地の観光コンテンツを首都圏より発信していく。

  • 左から、ロゴ/那須塩原市PR映像をプロデュース/「MuSuBu」外観

八芳園エリアプロデュース警固は、八芳園として初となる地域法人として設立。福岡の中心・天神にある「警固神社」を拠点とし、2022年に設立された新社務所ビル9階に本社を構える。今後は、MICEを含めたグローバルビジネスイベントのコンテンツプロデュースや、地域の人々の祝祭事業や多文化交流事業などに取り組むとしている。

  • 左から、ロゴ/警固神社/八芳園の過去のイベントプロデュースの様子

八芳園ヒューマンリソースマネジメントは、人材不足や地域の後継者問題など日本の飲食業界が抱える課題に対し、これまで八芳園が培ってきた"食"に関わるノウハウを活かした事業を展開していく。

  • 左から、ロゴ/メニュー開発の様子/八芳園の過去のフードプロデュース例