キングジムは10月3日、騒音だけをカットする「デジタル耳せん」の新モデル「MM4000」を発表した。10月27日に発売する。価格は14,300円。
「デジタル耳せん」は高精度のアクティブノイズキャンセリング技術により、乗り物内の騒音やエアコンの空調音といった300Hz以下の騒音をカットしつつ、人の呼びかけ声やアナウンスなどは通す耳せん。2014年に有線の初代モデルを、2020年に完全ワイヤレスタイプを発売している。
今回登場したMM4000は、デジタル耳せんシリーズ初のモード変更ボタンを搭載。使用環境により、ノイズキャンセリングの強度を2段階に切り替えられるようになった。また「外音取り込みモード」も新搭載し、装着したまま周囲の音を聞き取れる。なおノイズキャンセリングは、イヤホンに内蔵された小型のマイクロホンで周囲の環境騒音を収音し、騒音とは逆位相(逆向き)の音波を発生させて、騒音を相殺する仕組みだ。
本体は初代と同じく有線で、ケーブルの途中にあるコントローラー部に、ノイズキャンセリングモード強、ノイズキャンセリングモード弱、外音取り込みモードの3種のモードを切り替えられるボタンを用意した。付属のクリップを使うと、服などにコードをまとめて装着できる。
本体はIP54相当の防塵防水仕様。そのまま耳の穴に差し込めるが、耳掛けできるイヤーフックも付属。イヤピースはXS/S/M/Lの4種類を同梱する。
電源は単4形アルカリ乾電池×1本。電池ボックスはW61×D15×H26mm、重さは約30g。連続使用時間は約85時間(ノイズキャンセリング強の場合)。