京王電鉄は、9月30日に発生した人身事故で5000系が損傷し、車両補修工事が必要になったことを受け、5000系を使用する座席指定列車「京王ライナー」について、平日の一部列車を運休すると発表した。運休期間は10月20日までとされている。

  • 京王線の人身事故で5000系が損傷。「京王ライナー」の一部列車が運休に(写真は2019年2月撮影)

9月30日の人身事故は京王線多磨霊園駅構内で発生。「京王ライナー」にも使用される5000系の前面部が破損したことなどにより、緊急の車両補修工事を行うことになったという。

当該車両の補修工事が完了するまでの間、平日朝の上り「京王ライナー2号」(京王八王子駅5時47分発・新宿駅6時29分着)、平日夜間の下り「京王ライナー7号」(新宿駅20時0分発・京王八王子駅20時41分着)を運休することになった。運休期間は10月3~20日だが、土曜・休日ダイヤにおける「京王ライナー」の運休はないとのこと。

運休となる「京王ライナー」に関して、すでに「京王チケットレスサービス」で座席指定券を購入していた場合、「弊社にてご購入の取り消しをさせていただきます」「お客様にお手続きいただく必要はございません。また、手数料の発生はございません」と京王電鉄は説明。システム構成の関係で、購入の取消しは運行日の前日に行われる。