ソニーは、同社の技術を活用した恐竜展『恐竜ミュージアム —科学で紐解く恐竜の世界—』をソニーストア 名古屋で開催する。世界で初めて脳腫瘍の痕跡が見つかったゴルゴサウルス「ルース」の全身骨格など計20点の骨格標本やCG映像を展示するほか、さまざまなワークショップも開く(事前申込制)。会期は10月7日〜22日で、入場無料。
会場はソニーストア 名古屋(所在地:愛知県名古屋市中区錦3-24-17 BINO栄3階、東山線・名城線「栄駅」直結)。営業時間は11時〜19時で、開催初日の10月7日のみ11時30分オープンとなる。会期中は毎日20時〜翌8時まで、全長7m・高さ3mにも及ぶ巨大なルースの夜間ライトアップを行い、栄交差点からシルエットが見られるという。
主な企画内容は以下の通り。企画・監修には“恐竜くん”ことサイエンスコミュニケーター・恐竜イラストレーターの田中真士氏が携わっている。主催はソニーストア 名古屋。
- 骨格標本展示:ゴルゴサウルス全身骨格標本など 約20点展示
- 映像展示:
- 白亜紀体験シアター(CG映像約3分間上映/使用機材:ソニー「Crystal LED」)
- 3DCGモデル3体展示(使用機材:ソニー「空間再現ディスプレイ」)
- 恐竜くんトークショー(10月7日開催 ※参加募集は終了)
- ワークショップ(会期中の土日祝日に開催、参加無料・事前申込制)
「恐⻯ミュージアム」は、白亜紀末期に息づいていた恐⻯たちを、骨格標本として展示するだけでなく、生き物として科学的視点でとらえ、恐⻯たちの世界を精緻に再現したCG映像や3DCGモデルを使って紹介。「今までにない恐⻯×体験型エデュテインメント(教育+エンタテインメント)」と位置づけている。
最大の見どころは、世界で初めて脳腫瘍の痕跡が確認され、全身にわたる激しいけがや病気による変形の痕が数多く発見されたゴルゴサウルスの展示。通常は失われやすい小さな指先や尾の先端部なども含めて、高い完全度で発見された貴重な標本で、「ルース」の愛称で呼ばれている。2021年と2023年に開催された「DinoScience 恐⻯科学博」で公開されており、今回ソニーストア 名古屋での展示が決まった。他にも幼体トリケラトプスの全身骨格や、ティラノサウルスの頭骨など、東海初公開を含む計20点の骨格標本を展示する。
ワークショップでは、木製のハンマーとノミを使って石膏プレートに埋められた化石の発掘体験ができる「トレジャーハンター」、恐竜の実物化石を封入したガラスボトルを作れる「ダイナソーボトル」、ソニーのカメラで骨格標本や店内の様子を動画撮影して恐竜ミュージアムのCMを作るイベントの3つを、会期中の土日祝日に開催する。参加費は無料だが、事前申込が必要。詳細はソニーストア 名古屋のWebサイトを参照のこと。