米Googleは10月2日(現地時間)、同社公式ブログを更新し、「Chromebook Plus」を発表した。要件を満たした高性能モデルに与えられるブランド名で、「消しゴムマジック」機能も利用できるとアピールされている。
第12世代Intel Core i3かAMD Ryzen 3 7000シリーズ以降のプロセッサを搭載し、8GB以上のメモリ、128GB以上のストレージ、1080p以上のノイズ低減機能付きWebカメラを備え、フルHD以上のディスプレイを採用したChromebookに与えられる新ブランド。発表の中でGoogleは「ノートPCを買うのは難しく、数字や仕様でわけがわからなくなります。そこで必要な仕様を精査し、基準を満たした製品にChromebook Plusと名付けることにしました」と述べている。
Chromebook Plusに組み込まれるGoogle Photoアプリには、AIを活用した「消しゴムマジック」機能を搭載している点がポイント。写真から不要なオブジェクトをかんたんに消去できるというもので、そのほかWeb版のAdobe PhotoshopとExpressの3カ月分ライセンスも同梱されるという。
また、提供中のChromebookと同様、今後も新機能を継続的に追加し続けていくと表明。AI機能におけるプレビューとして、ウェブサイトにおけるコンテンツの下書きや修正のアシスタント機能を搭載を予定する。さらに画像生成機能も将来的に搭載するとしており、オリジナルの壁紙やビデオ通話の背景を生成できるようになるという。
Chromebook Plusブランドの製品として、Acer、ASUS、HP、Lenovoから8モデルがグローバル向けに発表されており、10月8日(現地時間)から購入できるようになる。また、現行モデルでも一部の高性能モデルはChromebook Plusへとソフトウェアアップデートが行われる。対象モデルはヘルプページに掲出中。