チューリッヒ生命は9月28日、6回目の実施となるストレスに関する調査の結果を発表した。調査は8月21日〜22日、全国の20歳〜59歳の有職者1,000人を対象に行われた。
まず、ビジネスパーソンが勤務先でストレスを感じる一番の要因は、3回連続で「給与・賞与(金銭面)」(20.1%)という結果となった。また、「仕事の内容」(17.4%)、「上司・部下以外の社内の人間関係」(14.0%)、「上司との関係」(12.5%)も上位となっている。
新型コロナウイルス感染症の流行前のストレス発散方法やコロナ禍で始めた発散方法、5類に変更後にも行っている発散方法をそれぞれ聞いてみた。その結果、流行前はトップだった「美味しい物を食べる」が2位となり、2位だった「睡眠・休息をとる」が1位にそれぞれ変化した。
また、「旅行に行く」や「買い物をする」「飲み会に行く」といったストレス発散方法は下降傾向に。一方で、コロナ禍で始めたストレス発散方法としては、「身体を動かす」が1位となっている。
続いて、身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味する「メンタルウェルビーイング」の認知度を調べたところ、全体では44.4%が「内容まで詳しく知っている」「ある程度内容を知っている」「言葉だけは聞いたことがある」と回答した。
一方で、「知らない」と回答した人は55.6%。認知度はそこまで高いとは言えない結果となっているが、20代・30代男性ではそれぞれ19.2%、16.0%が「内容まで詳しく知っている」と回答し、平均の8.8%を上回った。