近鉄不動産と近畿日本鉄道は、大阪・関西万博を見据えた大阪上本町駅の利便性向上の一環で、バスターミナル・駅等の整備に着手すると発表した。2階バスターミナルの改良、近鉄大阪線ホームから2階バスターミナルへの動線の整備、鉄道・バス利用者の待合機能・案内機能整備を行う。

  • 大阪上本町駅バスターミナル整備イメージ

2階バスターミナルは美装化を行うとともに、バス乗り場をアイランド型の3バースに増強し、万博シャトルバスと伊丹空港リムジンバス、貸切バスの発着場として運用を予定している。

近鉄大阪線ホームから2階バスターミナルへの動線の整備については、大阪上本町駅1階の3号線を廃止し、この部分を新たに2階バスターミナルへの通路として整備する。新通路と地上ホームとの間に新たな改札口を設け、近鉄線利用者にとってわかりやすく、アクセスの良い動線をつくる。外部から駅を訪れる人のため、「シェラトン都ホテル大阪」1階正面玄関付近に新たな出入口を設け、新通路への動線を整備する。

新通路に鉄道・バス情報をはじめとする案内機能も整備。待合スペースやトイレ、1階と2階を結ぶ上下エスカレーター、バリアフリー対応のためのエレベーターも整備する。