AlbaLinkは9月29日、「初めての東京一人暮らしの家賃に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月25日~9月7日、東京で一人暮らしをした経験がある10代〜40代の男女494人(女性289人、男性205人)を対象にインターネットで行われた。

  • 初めての東京一人暮らししたときの「間取り」と「家賃」

    初めての東京一人暮らししたときの「間取り」と「家賃」

初めて東京で一人暮らしをしたきっかけを聞いたところ、1位「東京の学校に進学」(196人)、2位「東京の会社に就職」(155人)に回答が集中。進学や就職をきっかけに東京で一人暮らしを始めた人が大半であるよう。

また、初めて東京で一人暮らししたときの「間取り」を教えてもらったところ、およそ6割が「1K」(59.0%)と回答。次いで「1R」(22.7%)、「1DK」(11.7%)と続き、「2DK」(2.2%)などで一人暮らしを始めた人の中には、「友人や兄弟とルームシェアしていて、相手が家を出た」などのパターンも。

さらに、初めて東京で一人暮らししたときの「家賃」を教えてもらったところ、平均で6万6,298円という結果に。ただ、東京の家賃と言っても「人気・利便性の高いエリアか」「築何年か」などによって差があり、「人気エリア+駅チカ+築浅」といった好条件の場合、1Rや1Kであっても月10万円以上かかることもあるよう。

  • 初めての東京一人暮らしの家賃に満足だった理由

    初めての東京一人暮らしの家賃に満足だった理由

そこで、「初めての東京一人暮らしの家賃に満足でしたか?」と尋ねたところ、64.7%が「満足(とても+やや)」と回答。理由を聞くと、最も多かった回答は「立地がいい」(129人)で、「築年数はやや古めの物件でしたが、駅近で便利だったので良かったです」(1K 70,000円)、「少し高かったですが、立地がよかったので」(1K 80,000円)といった声が。通学・通勤を快適にしたくて一人暮らしする人も多いことから、立地条件の良さは外せないポイントのよう。

続いて「相場より安い」(112人)が2位にランクイン。「ボロアパートだが家賃は安かったから」(1DK 65,000円)、「23区外ではあるけれど、東京都の家賃としては安いと思うから」(1K 34,000円)と、安ければ、“狭さや立地の不便さは我慢する”という人も多いよう。

3位は「築浅・リフォーム済み」(47人)。「狭かったのですが、ほぼ新築だったので」(1K 75,000円)、「最寄り駅から1.3kmと少し遠めだったが、入居した際の築年数が少なかった」(1K 63,000円)など、新築や築浅のキレイな物件は家賃が高めになるものの、設備が新しくて快適に生活できることが重要なポイントに。

以下、4位「相場通りの家賃」、5位「設備が充実している」、6位「部屋が広い」、7位「周りが静か」が上位にランクインした。

  • 初めての東京一人暮らしの家賃に不満な理由

    初めての東京一人暮らしの家賃に不満な理由

一方、「家賃に不満」と答えた174人に不満な理由を聞いたところ、1位「家賃が高い」(123人)が圧倒的多数に。具体的には、「もう少し安い家賃を想定していたが、場所や間取りなどの希望で上がってしまった」(1R 68,000円)、「関西と比べて家賃が高すぎた。利便性や住環境はむしろ関西のほうが良いのに(1K 70,000円)といった声が。

以下、2位「部屋が狭い」(40人)、3位「立地が悪い」(21人)、4位「建物・室内が古い」(20人)、5位「設備がよくない」(17人)が上位にあがった。