タレントの中山秀征の長男で俳優の中山翔貴が、10月期のTBS系日曜劇場『下剋上球児』(毎週日曜21:00~)に出演することが1日、明らかになった。レギュラー出演のオーディションでは惜しくも選ばれなかったものの、そこから這い上がり、“下剋上”で出演を勝ち取ったという。
鈴木亮平が『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来約2年ぶり2度目の日曜劇場主演を務める本作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司を鈴木が演じる。
中山は、小学1年生から野球をはじめ、高校時代には東京都ベスト16。青山学院大学では、投手として東部二部リーグ優勝に貢献、7年ぶりとなる1部昇格を果たす。本作のオーディションでは140km投球を見せたという中山。その実力を本作でどう発揮するのか注目だ。
中山は「レギュラーのオーディションに落ちたのは本当に悔しかったですが、後日、出演決定を聞いたときはまずはホッとしました。学生時代の野球部の仲間に報告をして、また自分の野球をする姿を見られることを喜んでくれたのが嬉しかったです」と喜びのコメント。
「役作りとしては、ユニフォームが似合う体型になれるよう、特に野球に大切な下半身を重点的にトレーニングをしています。現役の時より15kg落ちているので、取り戻せるようにジムに通う回数を増やしました。自分の高校野球生活では叶えられなかった甲子園出場という夢に、役としてまた挑戦できるのがすごく楽しみなので、全力で挑みたいと思います」と意気込んでいる。
1999年3月18日生まれ、東京都出身。小学1年生から野球をはじめ、高校時代には東京都ベスト16。青山学院大学では、投手として東部二部リーグ優勝に貢献、7年ぶりとなる1部昇格を果たす。大学卒業後、俳優活動を開始。2022年4月、ドラマ『しろめし修行僧』(テレビ東京)でデビュー。以降、2枚目から3枚目まで絶妙なバランスでこなす演技センスを武器にドラマ・映画へ出演。主な出演作にドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(MBS/TBS)、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日)など。『ドラフトキング』(WOWOW)では、ドラフト1位指名されるもスランプに苦しむプロ野球選手を熱演し話題となった。映画『沈黙の艦隊』が現在公開中。映画『うかうかと終焉』が10月13日に公開を控える。