カシオの発表会から、2023年10月発売のG-SHOCK新製品を実機写真とともに紹介する。カシオの新作紹介はコロナ禍以降、オンラインおよびカシオ本社にて(マスコミ含む)各社個別対応にて行われてきたのだが、今回は約3年半ぶりに大きな会場に多くの関係者を招いての開催となった。

そのぶんカシオとしても力を入れており、多くの新作が発表された。そこで今回のG-SHOCK新製品は、前編と後編の2回にわたってお届けする。

石川遼選手のシグネーチャーモデル「GM-2100RI23-1JR」

カシオ計算機に所属し(2023年9月現在)、日本における最年少賞金王の記録保持者、プロゴルファー・石川遼選手のシグネチャーモデル第4弾となる「GM-2100RI23-1JR」が登場する。価格は35,200円。

  • ゴルファーの物欲を刺激する「GM-2100RI23-1JR」

ベースモデルは、ステンレススチール製のオクタゴン(八角形)ベゼルが特長的なアナデジコンビモデル「GM-2100」だ。ケースにはゴールドIPを用い、ダイヤルにはゴルフボールをイメージしたディンプル柄を透かしでプリントした。バンドは樹脂製だ。

  • ゴールドの針は時刻視認性も良好

  • ディンプル柄が透かしでプリントされている

裏ぶたには石川選手の直筆サインとともに、高みを目指すメッセージの「GO FOR THE TOP」のレターを刻印している。重さは72g、駆動は電池式(電池寿命は3年)。そのほかの機能と性能はベースモデルと同じ。

  • 本作のデザインを模したオリジナルゴルフマーカーとスペシャルボックスが付属


【石川遼】
2008年1月、高校在学中に16歳でプロ転向を宣言。11月の「マイナビABCチャンピオンシップ」にてプロ初優勝を飾り、初年度で賞金ランキング5位に。史上最年少の1億円プレーヤーとなる。

2009年には国内で年間4勝を挙げ、史上最年少での賞金王に輝く。2010年「中日クラウンズ」でマークした「58」は、世界最少ストロークのギネス記録に認定。2019年には、史上最年少で生涯獲得賞金10億円を達成。2022年の「三井住友VISA 太平洋マスターズ」では約3年ぶりの優勝を遂げ、ツアー通算18勝目を挙げた。現在もなおトッププロとして、日本ゴルフ界を牽引する。


シルバーベゼルにウレタンバンドの「MTG-B3000-1AJF」ついに登場!

カーボン強化樹脂ケースでモジュールを保護し、外側をメタルパーツで覆った「デュアルコアガード構造」をさらに進化させた「MTG-B3000」に、シルバーベゼル+ソフトウレタンバンドのモデルがついに加わった。ちなみに、MTG-B3000のバンドは基本的にレイヤーコンポジットバンド(※)だ。

※レイヤーコンポジットバンド:表面にステンレススチールパーツ、裏面にファインレジンを使用することで、高級感と合わせて軽量化と強度の向上を実現したバンド。ただし「MTG-B3000B-1AJF」など、一部ソフトウレタンバンドのモデルも存在。オプションとしてソフトウレタンバンド「BANDGS52P-1JR」も別売されている。

  • MT-Gスタンダードカラーのソフトウレタンバンドモデル「MTG-B3000-1AJF」

シルバーとブラックのモノトーンボディに、アクセントのレッドが映える。MTG-B3000発売から実に1年半。MT-Gのスタンダードカラーともいえる「シルバー×レッド」とウレタンバンドの組み合わせを待っていたG-SHOCKファンにはうれしいニュースだ。

透明度の高いサファイアガラス風防、カシオ山形工場の微細加工技術による繊細なダイヤル造形、蒸着による高い質感、Bluetoothによるモバイルリンク、マルチバンド6対応電波時計とタフソーラー駆動、高輝度LEDライトなど、機能や性能はシリーズ共通となる。価格は132,000円。

G-SHOCKの哲学を集約した「POLYCHROMATIC ACCSENTS」シリーズ

レインボーカラーをアクセントにした「POLYCHROMATIC ACCSENTS」(ポリクロマチック アクセンツ:多色のアクセント)シリーズが登場。

ベースモデルは「GMW-B5000」と「GM-B2100」。それぞれ輝くシルバーと雰囲気あふれるブラックIPのステンレススチールベゼルとケース、バンドとともに、レインボーカラーのアクセントを取り入れた。メタルケースによる圧倒的なタフネスと、レインボーカラーが意味する価値観の多様化や自由に寄り添う精神は、G-SHOCKの哲学を支える両輪だ。

  • シルバーボディ×ブルーからグリーンへのグラデーションが新鮮な「GMW-B5000PC-1JF」

  • ダイヤル外周のグラデーションにはガラス蒸着を使用

  • ブラックIPの高級感が目を引く「GMW-B5000BPC-1JF」

  • まるで、闇の中にブルーとレッドのラインが浮かび上がるようだ

  • 「GM-B2100PC-1AJF」は、シルバーボディ×ブルーとパープルのグラデーションインデックス

  • 蒸着技術の進化が、メタルパーツの表現可能性を大きく広げた

  • 「GM-B2100BPC-1AJF」は、ブラックIPのボディ×オレンジからイエローへのグラデーションインデックス

  • ダイヤルのマルチカラーとレインボーカラーは多様性の象徴だ

  • ガラス蒸着の加工と工程。ガラスブランクの外枠をグラデーション蒸着、その後は文字部の蒸着を剥離し、文字部を黒で印刷、さらに窓枠を印刷している

タフソーラー駆動やBluetoothによるモバイルリンク機能など、機能や性能はベースモデルと同様。価格はシルバーの「GMW-B5000PC-1JF」と「GM-B2100PC-1AJF」が80,300円、ブラックIPの「GMW-B5000BPC-1JF」と「GM-B2100BPC-1AJF」が89,100円。

現場で働くプロフェッショナルたちの腕に!「Caution Yellow」シリーズ

ブラックとイエローのコンビネーションが目を引く「Caution Yellow」シリーズが登場。

  • ブラックとイエローの警告色「Caution Yellow」シリーズ

ラインナップは、電波ソーラーとBluetoothによるモバイルリンク機能を搭載した「GW-B5600CY-1JF」(24,200円)、タフソーラー駆動とBluetoothでのモバイルリンクを搭載した「GA-B2100CY-1AJF」(23,100円)、同じくBluetoothでのモバイルリンクを搭載した「GA-B001CY-1AJF」(19,800円)、ビッグケースの「GA-100CY-1AJF」(17,050円)、フロントボタンが便利な「GA-700CY-1AJF」(17,050円)の5モデル。すべて、カラー以外の機能や性能は各ベースモデルと同様だ。

  • イエローとブラックのカラーリングは定番のスクエアモデルとも相性抜群の「GW-B5600CY-1JF」

  • イエローの時分針が心強い「GA-B2100CY-1AJF」

  • 9時位置のトラ柄が阪神ファンにも受けそうな「GA-B001CY-1AJF」

  • 計器的なデザインがいっそう引き立つ「GA-100CY-1AJF」

  • フロントボタンを必要以上に押したくなる「GA-700CY-1AJF」

各モデルとも、ワークウェアや標識などで使用されるブラック/イエローの警告色によって、タフで視認性の高いイメージに仕上がっている。実際に現場で働くプロフェッショナルたちの腕には、似合いすぎるほどハマるだろう。