Googleは10月1日、頭に乗せて持ち運べる帽子型キーボード「Gboard 帽バージョン」を発表した。販売の予定はないが、デバイスを自作できる設計図をオープンソースとして公開するほか、カメラ画像から帽バージョンをARで試せる機能を用意する予定。
Gboard 帽バージョンは、頭に装着して持ち運べる帽子型のキーボード。本体を回した角度によって入力する文字を調整し、デバイスを押して入力を確定する。Googleは「使えば使うほどに頭がよく鳴ります」(原文ママ)と紹介している。また、強い日差しを遮ったり、寝起きの髪型を隠したりといった使い方もできるそうだ。
Googleはこれまでにも、エイプリルフール(4月1日)や、101キーボードにちなんだ10月1日に“お遊び”キーボードを発表してきた。2022年には細長い棒にキーを並べた「棒バージョン」、2021年には湯呑みを模した「湯呑みバージョン」などが登場している。このほか過去のキーボードは下記の通り。
- 2013年「パタパタバージョン」
- 2014年「マジックハンドバージョン」
- 2015年「ピロピロバージョン」
- 2016年「物理フリックバージョン」
- 2017年「プチプチバージョン」
- 2018年「物理手書きバージョン」
- 2019年「スプーン曲げバージョン」
- 2021年「湯呑みバージョン」
- 2022年「棒バージョン」
今後は「リバーシブルの紅白バージョン、ディスプレイ内蔵バージョン、スマホケース付きバージョン、太陽光発電バージョンなど、シーンに合わせたさまざまなデザインを検討していく」とのこと。2024年の新開発キーボードも楽しみに待ちたい。