マイナビは9月29日、「転職活動における行動特性調査2023年版」を発表した。調査期間は7月6日~18日、調査対象は20代~50代の正社員のうち直近1年間(2022年6月以降)に転職活動をした人、有効回答は1,600人。
まず、転職活動時における生成系AI活用の有無を調べると、「活用したことがあり、今後も活用したいと思う」が23.2%、「活用したことはあるが、今後は活用したいと思わない」が9.4%と、計32.6%が活用経験があると回答した。
活用方法については、「自己PRの作成」が33.4%でトップ。次いで「自分に合う仕事のマッチング」が28.4%、「志望動機の作成」が28.2%、「履歴書の添削」が27.0%、「転職活動の仕方」が26.4%と続き、多岐にわたった。
次に、転職した人の選考状況を生成系AI活用の有無別にみた場合、応募数の平均・書類選考通過数の平均・内定獲得数の平均はいずれも生成系AIを活用した人の方が多いことが判明。
特に内定獲得数の平均は4.6件(活用していない人との差:2.8件)と、活用していない人の2.5倍以上となったほか、生成系AIを活用した人の内定獲得率は27.1%、活用していない人は12.0%と、2倍以上の差がついた。
また、将来的に管理職や役員になりたいか尋ねたところ、過半数以上の59.5%が「管理職になりたくない」、65.6%が「役員になりたくない」と回答。性別にみると、女性の4割以上は管理職・役員ともに「全くなりたくない」と答え、男性より15ポイント以上高いことがわかった。