西武鉄道は29日、西武有楽町線(小竹向原~練馬間)の開通40周年を記念し、同社の6000系に開通当時の車両をほうふつとさせる黄色い帯をラッピングした「西武有楽町線開通40周年記念車両」の運行を10月1日から開始すると発表した。
西武有楽町線は1983(昭和58)年10月1日に小竹向原~新桜台間が開通し、営団地下鉄(現・東京メトロ)有楽町線と直通運転を開始。1994(平成6)年に新桜台~練馬間が延伸して全線開通した。有楽町線との相互直通運転に加え、2008(平成20)年から東京メトロ副都心線、2013(平成25)年から東急東横線・みなとみらい線との相互直通運転も開始。2017(平成29)年から有料座席指定列車「S-TRAIN」を運行するなど、通勤・通学および観光で多くの人が利用している。
「西武有楽町線開通40周年記念車両」は、西武鉄道の6000系(6017編成)を使用し、開通当時の西武有楽町線を走っていた営団地下鉄(現・東京メトロ)有楽町線7000系をイメージした黄色い帯をラッピング。池袋線・狭山線と西武有楽町線、相互直通運転を実施する各社の路線を対象に、10月1日から1年程度運行する予定となっている。車両運用の都合により、運行しない日もある。
11月以降、10号車(6017号車)にヘッドマークの掲出も予定している。1983(昭和58)年の西武有楽町線発車式で掲出したヘッドマークをほうふつとさせるデザインだという。その他、西武有楽町線開通40周年を記念した乗車ポイントサービス「おでかけプラス」の実施、関連グッズの発売なども予定されている。