「エッチスケッチワンタッチ」という言葉を聞いて「懐かしい」と思う人もいれば、「一体何を意味しているかわからない」という人も多いでしょう。これは子供たちの間で流行った懐かしの掛け声です。

本記事では「エッチスケッチワンタッチ」の詳しい意味やどんなときに使うのか、由来とされる商品や死語なのかなどを解説します。

  • エッチスケッチワンタッチとは

    エッチスケッチワンタッチの意味や使い方、バリエーションなどを紹介します

「エッチスケッチワンタッチ」とは? 意味や使い方を解説

「エッチスケッチワンタッチ」とは、子供たちの間で使われる掛け声のようなものです。一説によると1970年代頃から既に使われていたとされています。

言葉自体に特に意味は無く、3・4・5のリズムで文字の語呂が良いことから、口にする子供が多かったのではないかと考えられます。

鬼ごっこのタッチのときの掛け声や、クラスメイトがふざけてスカートめくりなどのエッチなことをしたときに掛ける言葉として、使われることもあったようです。

「エッチスケッチワンタッチ」の後に、「お風呂に入ってアッチッチ」などと言葉を続けることもあります。

「エッチスケッチ」に続く言葉にはバリエーションがある

実は「エッチスケッチ」の後のフレーズは「ワンタッチ」だけではなく、地域や年代などにより違いがあるようです。

例えば以下のようなものがあるといわれています。

  • マイペット
  • サンドイッチ
  • 乾電池
  • 3センチ
  • マルケッチ
  • マイケッチ
  • ハイタッチ

また、その後に続く言葉も「お風呂に入ってアッチッチ」の他、「あなたのパンツは何センチ」「あなたのおっぱい何センチ」「お前のスカート何センチ」「トイレのスリッパ、ヨーロッパ」などと言っていたという人もいるようです。

なお「ワンタッチ」は1960年に発売された江崎グリコの「ワンタッチカレー」から来ているのではないかという説があります。それ以前の固形即席カレーは、石鹸のような形状で包丁で削るもの、フレーク状のものなどが多かったのですが、ワンタッチカレーは板チョコのようなプレートの形で、そのまま鍋に入れても溶けるため話題になりました。

また「マイペット」も同じく1960年に花王から発売された、日本初の住居用液体洗剤の名前です。これらのように家庭でよく使われるヒット商品の名前を、CMや家族の口から聞いて、子供たちが遊びに組み込んでいった可能性があるでしょう。

「エッチスケッチワンタッチ」は死語?

前述のように、エッチスケッチワンタッチは1970年代頃から既に使われていた言葉です。そのため、「エッチスケッチワンタッチ」は死語であるという意見もあります。

しかし最近でも公園や学校で子供たちが使っているのを聞いたという情報があったり、SNSなどで使っている人も見られたりします。

そのため「エッチスケッチワンタッチ」は意外にも絶滅せずに、今日まで受け継がれていると言えるかもしれません。

エッチスケッチワンタッチは昭和・平成を中心に子供たちの間で流行した言葉

「エッチスケッチワンタッチ」とは子供たちの間で流行した掛け声のようなもので、その語呂の良さから昭和・平成を中心によく使われていました。

かなり前の流行語であるため、現在は死語だと言われることもありますが、現在でも子供たちが使用しているのを聞いた、という情報もあります。

地域などにより「エッチスケッチ」の後に続く言葉が違う場合もあるため、仲良くなりたい人に対して、話のネタとして聞いてみると盛り上がるかもしれませんね。