Googleは9月29日、Fitbitブランドのフィットネストラッカー「Fitbit Charge 6」(以下、Charge 6)を発表した。同日からGoogleストア、Fitbit公式サイトで予約販売を開始する。価格は23,800円。標準付属のベルトカラーはObsidian、Porcelain、Coralの3色。
Charge 6は、新たなAIアルゴリズムと組み合わせた高度な健康センサーを搭載し、日々の健康管理やアクティビティ計測などが行えるトラッカー。前モデルのCharge 5では省かれたサイドボタン(ナビゲーションボタン)を側面に復活させ、タッチ操作とボタン操作の両方に対応する。
心拍数計測は「Fitbitトラッカー史上最も精確な心拍数」の計測をうたい、HIITワークアウトやローイングなど、激しいアクティビティ中の心拍数トラッキングが従来から最大60%高精度になったとする。
心拍数の測定精度が向上することで、消費カロリーや、自分の体調をスコア化する「エナジースコア」(Fitbit Premium向け機能)、睡眠スコアといった測定値の精度も向上した。このほか健康管理機能として、血中酸素レベルの測定、24時間の心拍数測定および変動チェック、皮膚電気活動 (EDA) スキャンによるストレスチェックなどに対応する。
アクティビティ計測は新たにスキーやスノーボード、サーフィンなど20のスポーツが加わり、40以上のエクササイズモードを用意した。互換性のあるエクササイズアプリやマシンに接続すると、それらを使ったワークアウト中の心拍数をリアルタイムで確認できる。
また、Fitbitのトラッカーでは初めてGoogleツールに対応。日常生活に役立つ機能として、Charge 6からYouTube Musicを操作したり(YouTube Music Premium サブスクリプションが必要)、Google マップと連携して手首で道順を確認したりできる。Suica対応の非接触決済Fitbit Payも利用可能だ。
搭載センサーは光学式心拍数モニター/3軸加速度計/GPS/血中酸素ウェルネスモニタリング用の赤色および赤外線センサー/デバイスの温度センサー/振動モーター/環境光センサー/NFC/心電図アプリ/EDA スキャンアプリに対応する多目的電気センサーなど。
バッテリーは最大7日間だが、常時画面表示モードと血中酸素ウェルネス機能を使う場合はより頻繁に充電する必要がある。Googleではデータ測定が中断しないよう、2~3日に1度の充電を推奨している。フル充電までの時間は2時間。
本体には100%再生アルミニウムを使用。ディスプレイには傷に強いCorning Gorilla Glassを採用する。本体とベルトは手軽に取り外せるクイックリリース機構でつながれ、ベルトはCharge 5のものと兼用可能。標準付属のインフィニティベルトはシリコン製で、手首周り130~170mmの人向けのSサイズ、170~211mmの人向けのLサイズの2種類を同梱する。オプションとしてウーブンバンドやスポーツバンド、ヴィーガンレザーバンドなども用意される。
耐水性能は水深50mまで。本体サイズは縦3.87×横1.86×高さ1.17cm。スマートフォンとの接続はBluetooth。購入者には、高度な計測や特別なワークアウトセッション/マインドフルネスセッションが使えるサブスクリプションサービス「Fitbit Premium」のメンバーシップ(6カ月)が提供される。