リーディングマークは9月27日、「2025年卒 夏期 就職人気企業ランキング(5-6月)」を発表した。調査は5月13日~6月26日、2025年卒予定の旧帝大早慶層の大学生および大学院生1,563名を対象に、同社主催の合同説明会、またはWEBアンケートにて行われた。
東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の2025年卒予定の大学生、大学院生に対し、同社がリストアップした約400社の中から、自由回答により学生1人につき第1志望企業群(5社)を選定してもらった。
その結果、旧帝大早慶層の就活生が選ぶ「就職人気企業ランキング」、1位は「三菱商事」だった。以下、2位「伊藤忠商事」、3位「三井物産」、4位「住友商事」、5位「三菱地所」、6位「野村総合研究所」、7位「三井不動産」、8位「丸紅」、9位「ソニーグループ」、10位「旭化成」と続き、上位を総合商社が独占。昨年来から変わらず総合商社が好調のよう。
また、「三菱地所」は昨年15位から、「三井不動産」は昨年20位からトップ10内にジャンプアップするなど、不動産業界は全体的に昨年より人気の上昇が見られた。
一方、コンサル業界は一部企業を除き昨年と比較してランキングが低下。「デロイトトーマツ コンサルティング」は昨年17位から21位へ、「PwCコンサルティング」は昨年7位から25位へ、「KPMGコンサルティング」は昨年30位から46位へダウンしている。
なお、キャリアにおいて重視する項目を聞いたところ、昨年に比べて、「ワークライフバランス」(48.7%→53.6%)や「安定の実現」(35.0→37.1%)において増加しており、「スペシャリスト」(47.7%→46.2%)と「自立と独立」(31.2%→27.7%)では減少傾向となった。