BSフジは、10月を「鉄道月間」として、10月1日の『全国百線鉄道の旅 放送開始20周年記念 福岡 熊本 佐賀 長崎へ』、10月15日の『鉄道伝説大賞 2023』をはじめ、さまざまな角度から鉄道の魅力を紹介する番組を放送する。
『全国百線鉄道の旅』は鉄道に特化した旅番組として、さまざまな地域の鉄道旅を深く掘り下げ、今年で放送開始20周年を迎えた。10月1日12~14時に放送される特別番組『全国百線鉄道の旅 放送開始20周年記念 福岡 熊本 佐賀 長崎へ』では、西鉄(西日本鉄道)の観光列車、JR九州のSL列車と西九州新幹線、在来線特急列車、ローカル線、さらに日本最西端を走る松浦鉄道に乗って世界遺産の平戸まで、さまざまな列車と路線を乗り継ぎながら向かう九州北西部の鉄旅コースを紹介する。
旅のスタートは西鉄福岡(天神)駅。西日本鉄道の観光列車「旅人」に乗って大宰府天満宮へ、続いてもう1本の観光列車「水都」に乗って柳川へ向かう。川下りをはじめ、柳川の名所旧跡を巡りながら、元祖「うなぎのせいろむし」を食べる。柳川から西鉄大牟田線の終点、大牟田駅へ。世界遺産となった三池炭鉱跡には、石炭輸送で活躍した電気機関車が保存展示されており、明治日本の産業革命遺産である三池炭鉱の歴史にふれる。
大牟田駅からJR鹿児島本線に乗り、田原坂駅で下車。西南戦争の舞台となった田原坂は現在、田原坂公園として整備されている。田原坂駅から5つ目の熊本駅で駅前から市電に乗り、熊本地震で被災した熊本城へ向かう。
熊本駅で折り返して鳥栖駅まで、JR九州のSL列車に乗車。牽引する蒸気機関車が老朽化にともない来年3月で引退するため、これが見納めとなる。鳥栖駅で特急「リレーかもめ」に乗り換え、西九州新幹線と接続する武雄温泉駅へ。武雄温泉で1,300年の歴史を誇る温泉地を散策し、西九州新幹線「かもめ」に乗って長崎へ向かう。旅の終わりは佐世保駅から日本最西端を走る松浦鉄道に乗り、世界遺産のある平戸に至る。
10月15日12~14時放送の『鉄道伝説大賞 2023』は、鉄道開業150年を迎えたこの1年、あらゆる鉄道関連トピックの中から各界の鉄道ファンが「審査員」として厳選したトピックをプレゼンする番組。審査員全員でそれぞれのトピックに関して討議を展開し、「その年に一番気になった鉄道関係トピック」に「鉄道伝説大賞」を贈る。
東急電鉄8500系や「SL銀河」の引退、特急「まほろば」運転再開、福岡市地下鉄七隈線の延伸開業など、悲喜こもごもの鉄道ニュースを各審査員が熱く語る。国内で75年ぶりに路面電車の新線として開業した宇都宮ライトレールを久野知美さんが取材し、魅力をプレゼンするという。
なお、『鉄道伝説』は10月から、レギュラー放送を月曜深夜24時30分に移動。第2月曜24時から放送の『Let’sトレ活!』と合わせ、月曜深夜に鉄道情報番組を集中させる。