WOWOWは、西村純二&押井守のオリジナルアニメ『火狩りの王』第2シーズンを2024年1月から放送&配信スタートする。
同アニメは日向理恵子による長編ファンタジー小説を、監督・西村純二と構成/脚本・押井守がタッグを組んでアニメ化し、今年1月に放送・配信したWOWOWのオリジナルアニメ『火狩りの王』の第2シーズン。その続きとなる物語に期待が高まっていたが、この度、第2シーズンの放送が決まり、メインスタッフと声優キャストが公開となった。
日向理恵子による長編ファンタジー小説『火狩りの王』は、 "火"を失った人類最終戦争後の世界で、主人公となる11歳の少女・灯子と15歳の少年・煌四が、多くの困難に直面しながらも懸命に生きていく姿が描いたもの。第1シーズン同様に、監督は『SAMURAI DEEPER KYO』や『今日からマ王!』などを手掛ける西村純二、構成と脚本は『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』や『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などでおなじみの押井守が務める。
登場人物に命を吹き込む声優陣には、第1シーズンに引き続き、久野美咲(灯子)、石毛翔弥(煌四)、坂本真綾(明楽)、細谷佳正(炉六)、早見沙織(綺羅)、山口愛(緋名子)、國立幸(クン)、小市眞琴(火穂)、三宅健太(油百七)、名塚佳織(火華)、宮野真守(焚三)、綿貫竜之介(火十)、大原さやか(ヤナギ)、嶋村侑(キリ)、石田彰(ひばり)、榊原良子(語り)らが担当。新規キャストには、最終戦争前に打ち上げられ永らく虚空を彷徨っていた人工の星・揺るる火/千年彗星(ゆるるほ/せんねんすいせい)役に『【推しの子】』や『ウマ娘 プリティーダービー』などの石見舞菜香、神族で木氏族に属し植物を操る力を持つ瑠璃茉莉(るりまつり)役に、WOWOW『永遠の831』や『プリンセスコネクト!Re:Dive 』などのM・A・Oが務めることになった。
スタッフ&キャストのコメントは以下の通り。
■原作・日向理恵子
犬たちと一緒に、主人公たちはまだもがき続けています。たくさんの人の手によって輪郭を与えられ続け、まだ一生懸命に走っています。引き受けるほかなかったこと、切り開くしかなかったこと。道の行く先を、どうか一緒に見届けてもらえますように。
■キャラクター原案・山田章博
アニメの語源とされる「アニマ」には魂という意味があるそうです。僕たちが『火狩りの王』のページを開いていないその時間にも登場人物は人生を生きています。ただ動き、声を出し、風が葉を戦(そよ)がせ音楽が流れる事を言うのではありません。僕の仕事にそれを描ききる力はありませんでしたが、アニメは灯子たちの魂に感応し、その生き様の目撃者になる事を可能にしてくれるでしょう。第2シーズンも楽しみです。
■監督・西村純二
『火狩りの王』第2シーズンをやっと観ていただける準備が出来ました。第2シーズンは、灯子、煌四、綺羅、明楽、炉六、緋名子に加え、ひばり、瑠璃茉莉たち神族、蜘蛛、木々人そして、炎魔、落獣。更に千年彗星、揺るる火。手揺姫。さらには綺羅の両親、油百七と火華達が闘争と心理戦を繰り広げる密度の濃い、過激な!シーズンになります。彼らの思いとその生き様や死に様!を是非、ご覧ください。
■久野美咲(灯子)
灯子と煌四たちの物語がまた動き始めます。第2シーズンでは、お話の展開も目まぐるしく変わっていきます。どんどん変わっていく周りの状況や環境に、戸惑いつつ不安もありながら、それでも、大切な人を信じて灯子は突き進みます。そんな彼女を演じている私自身も、勇気をもらえました。ご覧になってくださる方にも、何か心に届くものがあったらいいなぁと願っています。楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!
■石毛翔弥(煌四)
『火狩りの王』第1シーズンも冒頭からかなり重厚な物語だったと思いますが、第2シーズンはそれ以上に濃密な物語の展開になっています。灯子や煌四たちも前半よりさらに繊細でありつつ激しい想いを持って、世界と対峙していきます。この過酷な環境で生きている人たちの抱えている想い、世界の謎や根幹が丁寧に描かれていますので、この旅路の果てに何があるのか、最後まで見届けていただければ幸いです。
■石見舞菜香(揺るる火/千年彗星)
どんな時代も、人々が傷つけ合い、争いあう苦しい世界の中で、揺るる火は大きな使命を帯びているキャラクターです。とてつもなく長い時間を、1人何を思って過ごしてきたのか、揺るる火の言葉の意味を沢山想像しながら演じさせていただきました。揺るる火が何を選択するのか、それぞれのキャラクターたちの進む先を、見守っていただけたらと思います。
■M・A・O(瑠璃茉莉)
瑠璃茉莉さんは、灯子ちゃんたちとはまた違う目線でこの世界を眺めているキャラクターだと感じました。灯子ちゃんたちの前にふらりと現れ、何を思い何処を見据えているのか。作品を観てくださった皆さんにしっかりお届けできるよう、精一杯演じさせていただきました。どうぞ、よろしくお願いいたします。