フタバは、10~60代以上の男女200人を対象に、喪中はがきの気遣いに関するアンケート調査を8月23日~25日に実施した。

  • もし今後喪中はがきを出す機会があったとき、気を付けたいことは何ですか?

まずは自分が送り主だった際の気遣いについて聞くと、最も多かったのは喪中はがきを出す時期についてであった。年賀状を出す時期だけでなく、予約や購入などのことを考えて早めに伝えるという意見が多くあったが、反対にあまり早くても喪中のことを忘れてしまうのではないかという意見もあり、11月末から12月頭くらいを目安に送る人が多いようだ。

また、デザインや文面についても、喪中だからこそあえてシンプルにする人もいれば、暗い印象になり過ぎないように絵柄に色があるものを選ぶなどそれぞれの気遣いをしているようだった。また、文章の文字も黒ではなく薄い色(灰色)を使うなどの気遣いをしている人も多くいた。

続いて、自分が受け取る側だった際の気遣いについて聞くと、こちらも年賀状に関するものが多く寄せられた。本来、喪中の相手に年賀状を送らないのはマナーとされていますが、年賀状を例年通りだしてもらって構わないという意見の人も多いようだ。もちろん、全員が喪中でも年賀状を送ってもらってよいと考えているわけではないので、相手によって柔軟に判断することが大切だが、受け取った側が対応を変える必要がないので負担が少ないかもしれない。

また、近況報告等を喪中はがきですることはマナー違反と感じる人もいますが、相手への気遣いが感じられるメッセージなどは一言書かれていると嬉しいという意見も多く寄せられた。

今後喪中はがきを出す機会があったときに気を付けたいことを尋ねると、最も多かったのは喪中はがきを出す時期だった。喪中はがきを出す時期は年賀状の準備を始める時期でもあり、出すのが遅いと、年賀状を出した後に喪中はがきが到着するかもしれない。そのため、できれば12月の中旬までには届くように配慮が必要だ。

その他を選んだ人では、手書きで書こうと考えている人がいた。喪中はがきは多くの人に送る場合、すべてを手書きにするとかなりの時間がかかる。そのため、すべてを手書きにしなくても一言だけメッセージを添えるだけなどの工夫をするとよいだろう。

最後に、喪中はがきを受け取った際の気持ちについても尋ねた。喪中はがきを受け取った際には、年賀状について注意しなければならないという意見や、お悔やみの言葉をどうやって伝えるかを考える人もいるようだった。

また多くの人は、亡くなった方への寂しさやご遺族を心配する声が多くあり、同時に忙しい中でも喪中はがきを送ってくれたことを感謝しているようだ。