iPhoneには、Bluetoothをオン/オフする方法がいくつか用意されています。実際には「オフ」ではなく「接続解除」されるなど、似て非なる操作も存在するため、ひとつひとつ整理してみましょう。
もっともオーソドックスな方法は、「設定」→「Bluetooth」画面にある「Bluetooth」スイッチの操作です。このスイッチは、Bluetoothの機能そのもの(iOS上で稼働しているBluetoothサービス)を完全にオン/オフするもので、イヤホンやワイヤレススピーカーなどのオーディオ機器、AirDropなどBluetoothを必要とするすべてのサービスに影響します。
コントロールセンター左上に表示されているBluetoothボタンは、現在接続しているBluetooth機器の接続解除に利用します。あくまで接続解除でBluetoothサービスは稼働し続けるため、Instant Hotspot(Mac側からインターネット共有を開始する機能)やApple Watchとの連携など、一部の機能には影響しません。
さまざまな処理を自動化するアプリ「ショートカット」を利用する方法もあります。ある条件に一致したときBluetoothをオフにする、といった目的で利用され、機能としては「設定」→「Bluetooth」画面にある「Bluetooth」スイッチと同じく完全オフです。
そしてiOS 17では、Spotlight検索(ホーム画面の適当な位置を下方向へフリックすると現れる検索バー)に「Bluetooth」と入力すると、「Bluetooth」スイッチが現れるようになりました。こちらも完全オフ用のスイッチですから、AirDropやInstant Hotspotが不調なとき、イヤホンやスマートウォッチを完全に切断したいときに活用できます。