アサヒビールは10月11日より、「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」を発売する。定番の「スーパードライ」はアルコール分が5%のところ、新商品の「クリスタルドライ」はアルコール度数3.5%と少し低めであることが特徴だ。

9月26日にはメディア向けの試飲会イベントを東京都内で開催、「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」の楽しみ方を聞いてきた。

新たなライフスタイルを提案する「アルコール分3.5%」のスーパードライ

「スーパードライ ドライクリスタル」は、アルコール分3.5%の「スーパードライ」だ。商品名である「クリスタル」は、“透明感のあるクリアな後味”の表現に加えて、“ユーザーの人生を躍動的で充実した輝かしいものにしたい”という思いも込められているそう。

「ドライクリスタル」開発の背景はふたつあるという。ひとつはユーザーの人生が従来の「教育~仕事~引退」というロールモデルから副業や起業、学び直しなどの多様化していることだ。人それぞれの人生が多様化することで、ビールと人の関係性が変化しているという。もうひとつはグローバル市場のトレンドで、世界的に0~3.5%の低~中アルコール商品、いわゆる「ミドルレンジアルコール」の需要が伸びているという。一方日本国内を見ると、ビール類のアルコール度数は5%が中心で、選択肢として多様ではない状況だ。アサヒビールはその点に着目し、「ドライクリスタル」を開発した。

  • アサヒビール マーケティング本部 ビールマーケティング部 玉手健志氏

また「クリスタルドライ」は冷涼感が特長のドイツ産ホップ「ポラリス」を一部使用し、通常の「スーパードライ」よりも発酵度を上げることで、透明感のある味わいと本格的な飲みごたえを実現している。アルコール度数は低くとも、「スーパードライ」らしい辛口とキレが楽しめる商品だ。

アサヒビール マーケティング本部 ビールマーケティング部 玉手健志氏は「『ドライクリスタル』は、未来志向のビールとしてビールのある暮らしやライフスタイルを提案、新市場を創造していきます。ビールを飲みたいが酔いすぎて何もできなくなってしまうことは避けたいというお客様のインサイトに応え、日々を充実させるためポジティブにビールを飲用する層に訴求したい」と期待を寄せる。

「ドライクリスタル」どんなシーンで楽しむ?

また試飲会では「スーパードライ ドライクリスタル」の様々な楽しみ方も提案された。

  • 例えば、キャンプなどのアウトドアシーンで

例えばこれからの秋に入り、さらにキャンプが楽しくなる時期だ。酔いすぎず、アウトドアシーンを楽しみながらビールをたしなむことが出来そうだ。

  • ゲームを楽しみながらも

またゲーミングシーンやパーティシーンでの飲用イメージも提案。ミドルレンジアルコールのトレンドでは、無理のないビールライフだけでなく、暮らしになじむ洗練されたデザインのパッケージも人気だという。「ドライクリスタル」は、通常の「スーパードライ」のデザインを踏襲しつつ、白を基調としたスタイリッシュなデザインだ。

  • パーティーシンにも

「サイコーに輝く瞬間」をAIアート化するサービスも開始

また9月26日からは、プロモーションのひとつとして「サイコーに輝く瞬間」をAIアート化する無料サービス「Create Your DRY CRYSTAL ART」も提供を開始する。

任意のテキストと自身の画像をアップロードすると、オリジナル画像が生成されるサービスで、水彩画風やアニメ風など指定のテイストに加工してアート化される。このサービスでは、Stability AI社が提供する画像生成AI「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」を採用。なおStable Diffusionを大規模なプロモーションで活用することは日本初だ。

未来志向のビールで新たなライフスタイルの提案を掲げるドライクリスタルの世界観を感じて、商品の認知拡大や購入喚起を図る企画だという。

ロングセラーの「アサヒ スーパードライ」の新作「ドライクリスタル」は、ビールの楽しみ方が広がりそうな新商品だ。