インターメスティックが運営するメガネブランドZoffは、医師に取材した「紫外線対策に必要なサングラスの選び方」を発表した。
気象庁の発表によれば、2023年は2022年よりも紫外線強度を上回る月が多く、9月に入ってもその傾向は続いているという。
秋は太陽高度の影響により日差しが斜めから当たるため、紫外線が直接目元に入りやすくなるそう。目元への強い紫外線は白内障の発症リスクが高まるほか、角膜が炎症を起こすこともあり、紫外線対策が大切になってくる。
■正面"以外"から当たる紫外線を防止することがポイント
藤田医科大学特任教授で眼科研究者の山本直樹医師によると、紫外線は正面以外に目の上方や側面から当たるほか、入射した紫外線がレンズ裏側に当たり目の中に入るそう。それを防ぐためには「裏面反射防止コート」という、レンズ裏面の紫外線反射を防止する仕様が有効なのだとか。
さらに、レンズ面積が広く、顔のカーブにフィットしているフレームも、紫外線対策に向いた形状なのだそう。
■経年劣化の可能性があるので、定期的に新調を
UVカットのために表面にコーティング剤を塗布したレンズや紫外線吸収剤を練りこみ加工をしたレンズは劣化しやすいという。古いサングラスはUVカット率が低下している可能性があり、紫外線対策の観点においては、定期的に新調することも必要なようだ。
また、レンズカラーも紫外線対策効果に影響があるのだとか。レンズの色が濃いタイプは目に光が届きにくく瞳孔が広がり、結果として紫外線が目に入りやすくなってしまうことにつながるという。