JR九州は、「JR博多シティ」の飲食店等から排出される廃油を回収して精製した100%バイオディーゼル燃料を営業列車の燃料として用いる実証試験を実施すると発表した。
資源循環や廃棄物削減に向けた取組みの一環で、JR九州はバイオディーゼル燃料の活用に取り組んでおり、2022年度に100%バイオディーゼル燃料を用いたエンジンの単体試験を実施した。今年は9月28日と10月2日の2日間にわたり、100%バイオディーゼル燃料を用いた気動車の走行試験を筑豊本線と後藤寺線で行う予定。キハ147形の1両を試験車両として使用する。
10月4日以降、筑豊本線と後藤寺線で100%バイオディーゼル燃料を用いたキハ147形による営業運転を行う。期間は2024年2月までの予定。走行距離は1日約100kmを想定しており、燃料消費量の変化や安全性を確認するという。