全薬工業は9月26日、不眠・ストレスに関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は2023年7月24日~26日、調査対象は20~59歳の有職者、有効回答は842人。
まず、日々の生活でストレスを感じることはあるか尋ねると、約89%が「感じる」と回答し、うち「大いに感じる」と答えた人は35.7%となった。
続いて、日々の生活で眠れない・寝つきが悪いと感じることはあるか聞くと、約70%が「感じる」と回答し、うち「大いに感じる」人は20.9%だった。同調査では「ストレスと不眠は結びつきが強く、日頃からストレスを抱え込まないことが睡眠不足を解消する秘けつであることが推測される」としている。
眠れない・寝つきが悪いときについては、1位「人間関係など、精神的なストレスを感じるとき」(65.5%)、2位「大きな仕事の前でプレッシャーを感じるとき」(28.6%)と続き、「不眠の原因は精神的なストレスが理由の場合が多い」ことが浮き彫りになった。
一方、不眠を感じているのに対処方法をとっていない人は36.5%に上ったほか、行っている対処方法も「ベッドや布団に入って目を閉じる」が最多となり、根本的な改善にはつながらない簡易的方法でしのいでいる人が多いことがわかった。
現在、実施している対処方法で不眠は改善されたかとの問いには、40%以上が「改善していない」と回答。同調査では「より根本的な原因を探ることが重要」と指摘している。