ナイルは9月26日、同社が運営する情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、「ライドシェアに関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は、2023年9月20日~24日の期間、日常生活でタクシーを利用する20~60代男女463人を対象にインターネットにて調査した。
はじめに、タクシー利用に関する不満について聞いたところ、「捕まえるのに時間がかかる」(230人)が最も多く、全体の約半数を占めた。次いで、「料金が高い」(201人)、「捕まらないエリアや時間帯がある」(172人)とコロナ禍でドライバーが減少し、タクシーが不足している状況や、運賃改定による影響を感じている人が多いと考えられるという。
次に、ライドシェアを知っているかを尋ねると、認知度は7割を超えていた。
「ライドシェア」を知っていると回答した338人の利用経験を調べたところ、38.2%が海外で利用したことがあると回答。未経験者で「利用してみたい」と回答した人は、45.0%であり、ライドシェアに期待している人が多いという。
また、ライドシェアの安全性についてどう思うか尋ねたところ、中立的な人が35.5%と最も多い結果となった。「安全だと思う+比較的安全だと思う」をあわせると安全と考える人は4割を超えた。一方、「危険だと思う(比較的を含む)」は、約2割という結果に。
ライドシェアが導入されたら、どのようなメリットを期待するか聞くと、「利用のしやすさ」(32.2%)がトップとなり、次いで「料金の安さ」(23.7%)と続いた。
一方、デメリットについて調べると、1位は「タクシー業界の衰退」(29.6%)であった。
最後に、ライドシェアが導入された際に、乗車客とドライバー、どちらの立場で利用を検討するかを尋ねてみると、「乗車客」(52.6%)が最も多い結果に。一方でドライバーとして利用を検討したい人も26.7%いることから、「ライドシェア」の導入に対し、移動手段の増加、利便性の向上だけでなく、収入源が増えることに期待している人もいるようだという。