ナイルは9月25日、「結婚」に関する調査結果を発表した。調査は9月4日~13日、10~60代の結婚経験がある男女601人(男性305人、女性296人)を対象に、同社運営の恋愛・婚活メディア「Appliv出会い」にて行われた。

  • 結婚相手と出会ったきっかけ

    結婚相手と出会ったきっかけ

現在の結婚相手と知り合ったきっかけを尋ねたところ、最も多かったのは昭和・平成世代ともに「同じ職場」だった。次いで、昭和世代は2位「知人・友人の紹介」、3位「同じ学校」、平成世代では2位「同じ学校」、3位「知人・友人の紹介」と、両世代ともに同じきっかけがTOP3に。

しかし、平成世代の5位には「マッチングアプリ」(昭和3.5%、平成7.0%)がランクインし、昭和世代の2倍に相当する割合に。年代別に見ても、「マッチングアプリ」で出会った相手と結婚した20代(10.0%)は、50代(2.2%)のおよそ5倍に相当するなど、「結婚相談所」や「マッチングアプリ」は20代~30代が比較的多い傾向に。一方、50代と60代では、女性の社会進出が進んできていることを背景に、「同じ職場」が4割以上を占めており、これは20代の約2倍相当にあたる。

  • 結婚のハードルとなったもの

    結婚のハードルとなったもの

次に、結婚する前の同棲経験について尋ねたところ、平成世代54.5%、昭和世代30.5%に同棲経験があることが明らかに。平成世代では半数を超えており、時代の変化とともに、同棲を通じてお互いの生活習慣や考え方を知ってから結婚に至る人が増えたよう。

そんな中、結婚のハードルとなったものを聞くと、両世代ともに共通して、1位「経済的問題」、2位「親族・家族との関係」となったが、同棲率の低い昭和世代では、3位に「日常の生活習慣の違い」がランクイン。

また、「経済的問題」に関しては、昭和世代が17.0%に対し平成世代は25.5%と、平成世代ではおよそ4人に1人という高い割合に。一方、「ハードルになった要素はない」と回答した割合は、昭和世代が61.6%を占めたのに対し、平成世代は34.6%と2倍近い差が見られ、 平成世代は昭和世代よりも、結婚するために多くの問題を感じていることがわかった。

  • 結婚直後の働き方

    結婚直後の働き方

結婚式の実施状況について聞いたところ、「挙げた(予定が決まっているを含む)」人の割合は、平成世代が63.7%、昭和世代が81.4%と、時代とともに結婚式を挙げる人は減少傾向に。

また、結婚直後の働き方について聞くと、「パートタイムの仕事を続けた」割合は平成世代(21.2%)が昭和世代(11.6%)の約2倍に。一方、「仕事を辞めて専業主婦(夫)になった」割合は、昭和世代(14.3%)が平成世代(9.5%)の1.5倍。この結果を男女別でみると、女性の「仕事を辞めて専業主婦になった」割合は、昭和世代が26.9%、平成世代は16.3%と、昭和世代が10pt高い結果となった。