スマホ保険「スマホケ」を展開するワランティ少額短期保険は9月26日、文部科学省が推進しているGIGAスクール構想の「1人1台端末環境」に関連し、子供を私立小学校に通わせてタブレット端末を持たせている保護者111名を対象として、タブレット端末破損についての実態調査を行った結果を公表した。
まずは「あなたはお子様のタブレット端末の取り扱いについて、どのような印象を受けますか」という設問の回答を紹介しよう。「かなり雑」13.5%、「やや雑」56.8%で、「雑」という印象が合わせて70.3%。「やや丁寧」22.5%、「かなり丁寧」6.3%で、「丁寧」という印象が合わせて28.8%。雑さを感じる場面としては、「タブレット端末を落とす事が頻繁にある」64.1%、「バッグにそのまま入れ、他の物と一緒にする」56.4%、「風呂などの水場で操作する」51.3%などが挙げられている。やはり親の眼からは、子供のタブレットの扱いにハラハラするところもあるようだ。
その結果、タブレットを破損した経験は「かなりある」が24.3%、「ややある」が41.4%。紛失経験は「かなりある」が25.2%、「ややある」が40.5%。破損/紛失のどちらについても、6割超が何らかの形で経験しているという。
端末の破損の理由は、「落下による損傷」65.5%、「水濡れによる故障」63.1%、「経年劣化による故障」63.1%、「過充電による故障」48.8%(複数回答)。紛失の理由は、「落として紛失した」71.2%、「置き忘れた」53.4%(複数回答)。先に紹介した「雑だと感じる場面」から想像がつく理由だ。
そして気になる破損/紛失への対応だが、まず破損への対応をみてみよう。破損の場合、「新しいタブレット端末を購入した」が72.6%、「メーカー保証や保険等を利用して交換・修理した」が54.8%、「全額自費で修理に出した」が42.5%。「使用をやめて、そのまま放置した」という回答も39.7%あったが、やはり買い換えや修理で対応することになるようだ。自費で修理する場合の費用は、30,000円~50,000円未満が最多の41.9%、50,000円以上がそれに次いで29.0%。それなりの出費を覚悟しなければならないようだ。
こういった破損/紛失になんらかの備えをしているかということで、「タブレット端末保険(モバイルの保険)」に加入しているかを聞いたところ、「加入している」と答えた人が79.3%。子供が使うということ、雑な扱いをしているところを見ていることもあってか、かなりの割合で保険に加入しているようだ。
調査概要
- 調査概要:私立小学生のタブレット端末破損に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2023年9月19日~同年9月20日
- 有効回答:私立小学校に通わせていて、子どもにタブレット端末を持たせている保護者111名