田町ビル・徳栄商事・三菱重工業が手掛ける新たな大型複合ビル「田町タワー」(東京都港区)が9月25日に竣工した。11月末に開業する商業施設「田町タワーモール」では、9月27日より店舗が順次先行オープンする。
田町タワーがあるのは、勝海舟と西郷隆盛の会談が行われた薩摩藩の蔵屋敷の跡地。約59,000平米を超えるビジネスオフィスに加え、カフェやレストラン、スポーツジムやクリニックなどの商業エリア・田町タワーモールを備える。
田町タワーモールの大きな特徴として、2駅至近の立地と公開空地内に備わる多くの休憩スペースが挙げられる。隣接の「森永ビル」の国道側ペデストリアンデッキに田町タワーのデッキが接続することにより、敷地内に設置された都営線三田駅A5・A6出口(B2Fレベル)からJR田町駅(2Fレベル)までスムーズな動線が確保される。また、森永ビルを含む「田町駅西口駅前地区」の再開発に伴い、国道側だけでなくJR側にもデッキが構築され、駅間および地域の歩行者ネットワークが強化される予定だという。
田町タワーモールは"Open Green Site"をコンセプトに、田町タワー周辺のワーカーはもちろん、学生や地域住民など様々な人が行き交い、憩い、楽しむ緑豊かで開かれた場所となる。
B1F~1Fのコンセプトは「For Everyone」。「スターバックス」の他、肉バル「銭場精肉店」や、タイ料理「ジャスミンタイ」、「肉蕎麦トムラウシ」などが出店する。
2Fのコンセプトは「For All Worker & Local」。「とんかつ まるや」や「中華そば専門 田中そば店」、「つけ麺屋 やすべえ」、海鮮居酒屋「うお宿」、ブリトー・メキシカン「フリホーレス」などが出店。
3~4Fのコンセプトは「For Everyone」。ボルダリングジムの「ディーボルダリング」や「MYメディカルクリニック」がオープン予定。