米ビデオゲーム開発会社・Digital Eclipseは、不朽のコンピューターRPG「Wizardry」シリーズの第1作目「ウィザードリィ 狂王の試練場(Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord)」のフルリメイク版を発表した。対応プラットフォームはPC(SteamGOG.com)で、すでにアーリーアクセス版の販売を開始している。価格はSteamで税込3,400円だ。ネットでは「待ち望んでた」「生きててよかった」などと話題となっている。

「ウィザードリィ 狂王の試練場」は、1981年にApple II向けに発売された史上初のパーティ型3DダンジョンRPG。RPGというジャンルのスタンダードを確立した作品として知られ、現在の家庭用・パソコン用RPGに大きな影響を与えたとされている。プレイヤーはパーティを編成し、コマンド式戦闘を繰り広げ、迷宮を探索することになる。

フルリメイク版「ウィザードリィ 狂王の試練場」は、「Wizardry」シリーズの第1作目をフル3Dでリメイクした作品で、2年間の開発期間を経て完成したという。オリジナル版のコードをそのまま採用しており、ゲームプレイや難易度などの魅力はそのままに、現在のRPGファンがプレイしやすいようグラフィックや、操作性などを改善。また、パーティーの管理やナビゲーション、呪文の詠唱、戦闘などの機能が大幅にアップグレードされているとのこと。

  • 初代Wizのフルリメイク版「ウィザードリィ 狂王の試練場」発表 - ネット「待ち望んでた」「生きててよかった」

    第1作目「ウィザードリィ 狂王の試練場」が3Dグラフィックに

  • 戦闘場面

  • オリジナル版の画面を出すことも

現在公開されているアーリーアクセス版は、2024年末までに製品版へ移行予定。また、一部グラフィックや、サウンドなどは随時更新予定としている。なお、記事掲載時点では対応言語は英語のみだが、今後日本語にも対応予定とのこと。

ネット上では「令和にWizardry#1リメイクすか😘」「あ、これ一作目のリメイクか。やりたいやりたい」「開発元が海外のエムツーことDigital Eclipseなので不安なし」「おっさんの思い出補正でしかないけど、FC版は線画設定ができて、PC版の雰囲気も味わえた。 そっけないインターフェースもいろいろ想像を搔き立ててくれたな」「WIZ1なのにダンジョンに色がついている時点で『そうじゃない…… そこはワイヤーフレームだろ』ってなってしまう(笑)」「生きててよかった涙。長生きはするものですねー(笑)」「これを待ち望んでいました」「令和の世に呪文を手打ちさせるのか??!」などの声が寄せられた。