米ビデオゲーム開発会社・Digital Eclipseは、不朽のコンピューターRPG「Wizardry」シリーズの第1作目「ウィザードリィ 狂王の試練場(Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord)」のフルリメイク版を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)で、すでにアーリーアクセス版の販売を開始している。価格はSteamで税込3,400円だ。ネットでは「待ち望んでた」「生きててよかった」などと話題となっている。
The wait for the original #Wizardry is over! Proving Grounds of the Mad Overlord has returned after being unavailable for 20 years. Test your mettle against the OG RPG! Our 3D remake is available NOW via early access on GOG & Steam!https://t.co/wcs0GgP1C9https://t.co/xRNGai463E pic.twitter.com/kM5JOu2udI
— Digital Eclipse (@DigitalEclipse) September 15, 2023
「ウィザードリィ 狂王の試練場」は、1981年にApple II向けに発売された史上初のパーティ型3DダンジョンRPG。RPGというジャンルのスタンダードを確立した作品として知られ、現在の家庭用・パソコン用RPGに大きな影響を与えたとされている。プレイヤーはパーティを編成し、コマンド式戦闘を繰り広げ、迷宮を探索することになる。
フルリメイク版「ウィザードリィ 狂王の試練場」は、「Wizardry」シリーズの第1作目をフル3Dでリメイクした作品で、2年間の開発期間を経て完成したという。オリジナル版のコードをそのまま採用しており、ゲームプレイや難易度などの魅力はそのままに、現在のRPGファンがプレイしやすいようグラフィックや、操作性などを改善。また、パーティーの管理やナビゲーション、呪文の詠唱、戦闘などの機能が大幅にアップグレードされているとのこと。
現在公開されているアーリーアクセス版は、2024年末までに製品版へ移行予定。また、一部グラフィックや、サウンドなどは随時更新予定としている。なお、記事掲載時点では対応言語は英語のみだが、今後日本語にも対応予定とのこと。
ネット上では「令和にWizardry#1リメイクすか😘」「あ、これ一作目のリメイクか。やりたいやりたい」「開発元が海外のエムツーことDigital Eclipseなので不安なし」「おっさんの思い出補正でしかないけど、FC版は線画設定ができて、PC版の雰囲気も味わえた。 そっけないインターフェースもいろいろ想像を搔き立ててくれたな」「WIZ1なのにダンジョンに色がついている時点で『そうじゃない…… そこはワイヤーフレームだろ』ってなってしまう(笑)」「生きててよかった涙。長生きはするものですねー(笑)」「これを待ち望んでいました」「令和の世に呪文を手打ちさせるのか??!」などの声が寄せられた。