俳優の田中圭、吉田鋼太郎、林遣都が出演するテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』が2024年1月にスタート(毎週金曜23:15~※一部地域除く)することが明らかになった。

左から林遣都・田中圭・吉田鋼太郎=テレビ朝日提供

■『おっさんずラブ』、“初代”連ドラから5年…待望の復活

2016年、深夜の単発ドラマが話題となり、2018年に連続ドラマ化された『おっさんずラブ』。放送がスタートするとジワジワと人気が広がり、最終話を前にして、Twitter世界トレンド1位を獲得するまでに。その人気は地上波だけにとどまらず、配信、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど様々な二次的エンターテインメントで社会を席巻。その年の新語・流行語大賞トップ10にノミネート、東京ドラマアウォード連続ドラマグランプリをはじめとする作品賞や、エランドール賞やブレイク俳優ランキングなどのキャスト・スタッフの個人賞を含めて怒涛の受賞歴を築きあげたヒット作となった。その後も2019年に映画化した『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』は興行収入26.5億円を突破、同年には航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』が放送されるなど、破竹の勢いで日本中に社会現象を、海外でも大ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』が、“初代”連ドラから5年の時を経て待望の復活を果たす。

■『おっさんずラブ-リターンズ-』は“初代”連ドラの続編

今回の新作は2018年に放送された“初代おっさんずラブ”の続編。“初代”の主人公は、結婚したいのに全然モテない33歳のポンコツ独身サラリーマンで「天空不動産」営業所の社員・春田創一(田中圭)。ある日、尊敬する上司でピュアすぎる乙女心を隠し持つ黒澤武蔵(吉田鋼太郎)から突然「はるたんが……好きです!」と熱烈な愛の告白を受け、激しく動揺する。時を同じくして、営業所に移動してきたイケメンで家事・料理も完璧すぎるエリート後輩の牧凌太(林遣都)とひょんなことから同居することになるが、なんと牧からもバスルームで突如告白されてしまう。想像をはるかに超えた未曽有のモテ期到来。ぐいぐい迫ってくる男たちを全力で拒んでいたはずの春田だが、いつしか2人の存在が頭から離れなくなっていくことに。やがて春田、黒澤、牧の3人を取り巻く周囲の人々を巻き込んで、おっさんたちのラブ・バトルロワイヤルは加速。まっすぐな恋にときめき、戸惑い、時に涙しながら、やがて春田は紆余曲折あって、黒澤のプロポーズを受けることにするが、結婚式当日、教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気付く。「行け!」と黒澤に背中を押された春田は、号泣しながら牧のもとに走り出し、「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに愛を叫ぶという結末で幕を閉じた。

初代の放送からさらに多様性が叫ばれるようになった現在だが、今作が真摯に描き続けてきたのは“人を好きになるとはどういうこと?”というテーマ。初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の想いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧……5年経った今、コロナ禍を乗り越えて、あの3人はどんな日々を送っているのか。『おっさんずラブ-リターンズ-』では、愛すべき“3人の今”を描き出す。

■田中圭・吉田鋼太郎・林遣都が夢の再集結

待望の続編には、田中、吉田、林が夢の再集結。ポンコツでダメダメだけれど、誰より優しく、困っている人を放っておけない“みんなのはるたん”のアラフォーになったその後を、同じくアラフォーを迎える田中が体現。変顔満載の独特の戸惑いモノローグ芝居や、“かわいすぎる”“存在が罪”と言わしめた愛嬌、板挟みになって「俺のために喧嘩するのはやめてください!」と絶叫するなど爆笑を巻き起こした受け芝居、そして“無駄にいい身体”も健在なのか注目だ。また厳しくも情に厚い上司ながら、手作り似顔絵弁当をこさえたり、「だお」という名言で一世を風靡し、インスタグラム“武蔵の部屋”も大バズりした乙女心全開のラブリーな黒澤武蔵を、本シリーズが誇る稀代のヒロイン・吉田が演じる。そして、バリバリのエリートなうえに家事も完璧、かと思えばブラックでドSな一面をのぞかせたり、春田を思うがゆえに身を引くなど自己犠牲をいとわない姿に、視聴者が涙し熱狂した牧に、林が帰還する。

そして制作陣にも、プロデューサー・貴島彩理氏、脚本・徳尾浩司氏、音楽・河野伸氏、監督・瑠東東一郎氏、山本大輔氏、Yuki Saito氏と、“おっさんずチーム”が再集結。物語の詳細や他のキャストは追って公開される。