ネクイノは9月21日、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)のうち、特に妊娠・避妊・出産・中絶など生殖に関わる「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は7月13日~27日、調査対象はオンラインピル処方サービス「スマルナ」ユーザーの女性、有効回答は1,337人。
まず、今後の妊娠意向について調べると、「今後妊娠を希望している」は26.3%、「希望していない」は52.5%となり、半数以上が今後妊娠を希望していないことがわかった。
妊娠を希望していない理由は、1位「子どもを産み育てること自体に不安があるから」(49%)、2位「経済的に余裕がないから」(43.3%)、3位「自分自身のことに時間やお金を使いたいから」(41.3%)との順に。また、約3人に1人の29.9%が「子どもを欲しいと思ったことはないから」と回答した。
「妊娠を希望していない」または「未定」と答えた人に避妊方法を聞くと、「低用量ピルのみ」が最も多く28.6%。次いで「コンドームのみ」が25.2%、「低用量ピルとコンドームを併用」が22.2%となった。
次に、中絶について調べたところ、妊娠の経験がある人のうち中絶手術を受けたことがある人は約半数の46.5%に上った。
中絶手術に至るまでの事情を尋ねたところ、「相手の協力が得られず避妊できなかった」が24.9%で最多に。次いで、「避妊していたが失敗した」が21.3%と、約半数のケースで本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって妊娠が起こっていることが明らかになった。