ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」では、10月1日より改正されるふるさと納税の新ルールなどについて解説している。

  • 募集適正基準の改正

まず、ふるさと納税制度の改正では、制度本来の趣旨に沿った運用の適正化を目的に制度が見直され、大まかに「募集適正基準の改正」と「地場産品基準の改正」の2点となる。

「募集適正基準の改正」では、制度本来の趣旨に沿った運用の適正化を目的に「経費」の基準が厳格化され、ワンストップ特例申請や寄付金受領証明書にかかる費用などの寄付後にかかる付随費用なども含めて、寄付金額の5割以下とすることが定められる。

これにより、各自治体は経費の最適化を図るため、お礼品調達費の見直しなどの取り組みがなされる可能性が考えられるという。

「地場産品基準の改正」では、加工品のうち、熟成肉と精米についてはその原材料も同じ都道府県産である物に限り、お礼品として認められるようになる。

  • 地場産品基準の改正

地場産品基準の厳格化により、これまでお礼品として提供できていた物が提供できなくなるなど、一部お礼品のラインアップに変更が出ることが考えられるとのこと。

同社では「募集適正基準の改正」にともない、お礼品掲載に関する中間業務の代行も行う「おまとめらくらくサービス」で、特定の複数サイトのお礼品掲載に関する中間業務を代行する手数料を0%にする「ふるさと納税サイト・まとめて割」の開始を予定している。

  • おまとめらくらくサービス イメージ図

同社では経費の一部である送料の負担が少ない"体験型お礼品"への注目度の高まる事を予想。秋のシーズンにおすすめの体験型のお礼品として、栃木県日光市「鬼怒川温泉あさや 宿泊割引券1万5,000円分」(寄附金額5万円)や、大阪府能勢町の「ボウケンノモリ NOSE フォレストセグウェイツアーとアドベンチャーコース セット体験チケット」(寄附金額2万5,000円)、「ぶらりコース 着物で街歩き+お茶体験」(寄附金額2万円)を挙げている。