いつかはハーレーダビッドソンに乗ってみたいと考えている、そこのあなた。一足早くハーレーデビューを果たした先輩の体験談に興味はないだろうか。ハーレーの祭典「ブルースカイヘブン2023」で所有歴1年目の新米オーナーに出会ったので、購入の経緯やハーレー生活の楽しみについて話を聞いてきた。
最新のハーレーがサーキットを駆け抜ける!
今年はハーレーダビッドソン生誕120周年のメモリアルイヤーとあって、大いに盛り上がった「ブルースカイヘブン2023」。結果からいえば、今年の参加人数はコロナ前の2018年から約1,500人増となる約9,500人に達する大盛況となった。2022年の新規登録台数が5年ぶりに1万台を超えたハーレーの人気を改めて実感した次第だ。
ブルースカイヘブンはイベントが目白押しなのだが、中でも熱気がすごかったのが「400人試乗会」だ。ハーレーの最新モデルで富士スピードウェイを2周も走れるというファン垂涎の催しで、人気モデルについては事前申し込みで枠がほぼ埋まってしまうなど、関心の高さがうかがえた。
ブルースカイヘブンの特徴は、キャンプをしながら最大33時間ものあいだサーキット内に滞在できるところ。通常の「一般キャンプエリア」に加え、今年はコールマン製シュラフ(寝袋)完備の「手ぶらキャンプエリア」も用意されたことで、一般来場者によるキャンプ泊者数は過去最高人数を記録した。家族で参加してバーベキューを楽しむなど、ハーレー乗りたちにとって夏の思い出作りの場にもなっているようだった。
Youはどうしてハーレーオーナーに?
そんなブルースカイヘブンに初めて参加したと話すのは、茨城県から自慢のハーレーで駆け付けた小久保政洋さんだ。バイク歴は約20年というベテランライダーの小久保さんだが、ハーレーのオーナー歴はまだ1年目。なぜハーレーに乗ることにしたのか、話を聞いた。
ハーレーオーナーになった経緯は「もともと国産車にずっと乗っていましたが、妻と一緒にバイクに乗りたいという話になったときに、妻が『ハーレーに乗りたい』といったんです。それでハーレーに興味を持ったことがキッカケですね」と小久保さん。口コミ評価の高いショップを探すなかで見つけたのが、栃木県にある「ハーレーダビッドソン塚原」だった。1979年からハーレーダビッドソンジャパンの正規ディーラーを手がける老舗だ。そこで小久保さんが購入したのが、写真のCVOロードグライド(2018年モデル)である。
「ハーレーを調べていくうちに、どうやらCVOロードグライドが最もいいモデルらしいと考えるようになりました。どうせ乗るなら男らしくていいモデルに乗りたいという思いもあったので、そこに惹かれてCVOロードグライドに決めました」
小久保さんが購入したのは、ハーレーダビッドソンジャパンの正規ディーラーが販売を行う認定中古車。「ハーレーダビッドソン塚原」では常時5~10台の認定中古車を取り扱っているというが、購入時のコンディションはどうだったのだろうか。
「ハーレーダビッドソン塚原がずっとメンテナンスを担当していた車両ということもあって、コンディションは抜群でした。前オーナーさんとも仲良くさせていただいていて、今回のブルースカイヘブンにも一緒に参加しています」
ハーレーオーナーとなってからは、空き時間を利用してツーリングを楽しんだり、「ハーレーダビッドソン塚原」が開催する月1回のチャプターツーリングに参加するなど、月間600kmほどハーレーに乗って楽しんでいるという小久保さん。ハーレーオーナーになってみると、ハーレー乗りへの印象も変わっていったという。
「ハーレー乗りって怖そうなイメージがありますが、実際にいろんな人と接してみると、意外にも面白くていい人ばかりでした。もっと早くからハーレーに乗って、若い時にハーレー仲間と巡り会いたかったと思いますね」
ブルースカイヘブン2023の印象については「これだけの台数のハーレーを一度に見ることはまずないので、どうしてもテンションは上がります。それにやっぱりお祭りなので、コロナ自粛も終わってみんなでお祭騒ぎができるのはいいですね」と小久保さん。今後も愛車とともにハーレーライフを楽しんでいく予定とのことだった。