2023年9月22日、「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」にて、インディーゲーム開発者のピッチコンテスト「センス・オブ・ワンダー ナイト 2023(SOWN2023)」が開催された。
「センス・オブ・ワンダー ナイト(SOWN)」は、“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすようなゲームのアイデアを発掘することを目的とし、インディーゲーム開発者に作品をプレゼンテーションする機会を提供する企画。応募総数793タイトルから選考された東京ゲームショウに無料出展できる81タイトル「Selected Indie 80」のうち、審査委員会にて選出されたファイナリスト8組がプレゼンテーションに臨み、審査の結果、アワード受賞作品が決定した。
ファイナリストに残った作品は『タイニードライブ』『紙がない!』『ODDADA』『It's a Wrap!』『機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語』『Ecosystem』『Retro Gadgets』『Out of The World』。
そのうち、最高賞にあたるAudience Award Grand Prixに選出されたのは、『タイニードライブ』だ。プレイヤーはトラッカーとメガネを装着して、卓上に映し出された疑似ホログラムのドライブゲームを楽しめる。
プレイヤーの視点に合わせて動く映像を3Dプロジェクターで投影することで、VR空間が存在するかのような体験を提供する技術「Portalgraph」が使われているという。
Audience Award Semi-Grand Prixに選ばれたのは、Nintendo SwitchのJoy-Conをトイレットペーパーに入れて転がす『紙がない!』。Best Experimental Game Awardも受賞した。
そのほか、Best Arts Awardには『ODDADA』、Best Game Design Awardには『It's a Wrap!』、Best Presentation Awardには『機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語』が受賞した。