CAMELORSは9月21日、「1,000万円が狙いやすい職種ランキング!フリーランス・副業編」を発表した。同調査は2019年7月~月~2023年6月、SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算・分析した。

  • 年収1,000万円が狙いやすい職種ランキング!フリーランス・副業編

全案件のうち、年収1,000万円を超える割合は19.7%だった。上位8職種は20%以上が年収1,000万円超。上位4職種は30%以上が年収1,000万円超で、上位10職種のうち、7職種がIT関連だった。

フリーランス・副業で、年収1,000万円が狙いやすい職種ランキング1位は「データサイエンティスト」(年収1,000万円を超える割合50.0%)だった。データサイエンティストという職種は高い需要があるが、供給が足りていないことが、給与の競争力を上げている大きな要因であるという。

2位は「エグゼクティブ/コンサル」(年収1,000万円を超える割合40.0%)だった。エグゼクティブ・コンサルは、中長期のビジネス戦略の立案や実行、及び先進的な技術や知見を持つ人材のニーズが高まっているため、専門性が高い。国内外の幅広い経験、競争力の維持、高度なスキルが求められているため、高い報酬が設定されているという。

3位は「プロジェクトマネージャー」(年収1,000万円を超える割合35.3%)だった。高い需要と人材不足、多様なスキル、特定の専門知識、リーダーシップと組織能力、そしてキャリアの進展という要因によって、年収1,000万円を狙いやすい職種となっている。

今回の調査対象となったフリーランス副業案件は、83%がリモート可だった。フリーランス・副業案件では、場所にとらわれず、自由な働き方ができる傾向にある。

  • フリーランス副業案件のリモート可否

フリーランス副業案件の稼働日数は、44.4%が週3日以下の案件だった。稼働日数が少ないものも多いため、複数の案件を掛け持ちして、さらに経験と報酬を増やせる可能性も高い。経験する案件数が増えるため、経験値や専門的なスキルも増やすことにも繋がるという。

  • フリーランス副業案件の稼働日数