八芳園は、子会社となる「八芳園エリアプロデュース警固」を8月8日に設立したと発表した。

  • 八芳園の過去のイベントプロデュース例

同社は創業以来、様々な取り組みにおいて全国各地の自治体との連携を深めてきた。その中で、地域が持つ魅力を共に磨き上げ、観光コンテンツとして発信していく"拠点"の必要性に着目。創業80年を迎えた今年、歴史とともに培ってきた"ワンストッププロデュース力"とインバウンド対応のホスピタリティを活かし、「交流文化創造」を創出する観光産業へと参入することを発表した。

さらに、同社が目指す「交流文化創造」の推進において、今後は地域とより密着し、特性を追求することで日本の観光産業に貢献できるのではと考え、新会社の設立に至ったという。

新会社の拠点となるのは、福岡の中心「天神駅」に近い警固神社。400年以上の歴史を持つ同神社は2016年、より御神徳を表す「社紋」に変更。長い歴史を守りながらも、都会の中心にある神社を再定義し、地域の観光や住民のコミュニティの場として新しい神社の形を体現している。

また、「100年後を見据えた神社護持」を目指し、2022年に新たな交流を生む拠点として新社務所ビルを建築し、持続可能な神社経営を実践している。

  • 左から、警固神社社務所ビル、警固神社境内

同社は、地域に根差したコミュニティを大切にし、次世代に向け変革を遂げる同神社と協業することを決定。今後は同神社とともに、さらなる交流の場を創出していくとしている。