テレビ東京の経済番組『ガイアの夜明け』(毎週金曜22:00~22:54)では、22日に「命を守る! ニッポンの技術 世界に迫るリスクと闘う」を放送する。

  • 『ガイアの夜明け』より =テレビ東京提供

■“蚊を寄せつけない服”でデング熱と闘う

22日の放送では、バングラデシュで大流行している蚊を媒介にした感染症・デング熱の脅威から人々を守る“蚊を寄せつけない服”の開発に乗り出したベンチャー企業「hap」や、僻地でも安心安全な出産をしてもらおうと開発された「モバイル分娩監視装置(iCTG)」を開発したメロディ・インターナショナルなど、世界の人命を「ニッポンの技術」で守ろうと奮闘する人にフォーカス。

アジアの途上国・バングラデシュの首都・ダッカは、巨大な縫製工場が立ち並び世界を代表するアパレルの生産拠点となっている。しかし、いまだ貧富の差が大きく、十分な排水設備が整っていない地域では水たまりができ、そこから大量の蚊が発生。蚊を媒介にしたデング熱が大流行し、ダッカだけでも年間200人を超える死者が出ている。

消臭、速乾、UVカットなど1枚で10種類の機能を持つ多機能素材「COVEROSS」を開発した「hap」社長の鈴木素氏は、暑くても脱ぎたく無くなる“冷却カバロス生地”を使って、殺虫や忌避効果のある薬剤を付着させた服の開発に取り組んでいる。

一方、メロディ・インターナショナルの社長・尾形優子氏が向かったのはブータン王国。「iCTG」は日本のみならずタイやインドネシアなど世界16カ国で採用されており、ブータンでもペマ王妃の出産の際に使われたという。さらに活用の幅を広げようと、山岳地帯で通院が困難な妊婦が多いエリアに自ら入り、課題を探って普及を進める尾形氏の取り組みに密着する。

案内人は松下奈緒、ナレーターは眞島秀和が務める。