日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が21日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2023」内で「SEGAx17LIVEスペシャルトークショー at TGS 2023」を行った。

  • 左からセガの向大地氏、17LIVEの柳里沙氏

観客を入れての開催は3年ぶりとなった「東京ゲームショウ2023」。ライブ配信アプリの17LIVEが初めて単独のブースを出展し、ゲーム会社・セガとのスペシャルトークを行った。壇上に上がった17LIVEのライバー事業責任者である柳里沙氏は、2023年は「V-LIVER」、「ライブコマース」、「ゲーミング」の3本柱に注力しているといい、「東京ゲームショウ2023」の開催時ということでゲーミングについて言及。「配信を見ながらライバーさんとリスナーさんがゲームを通じて楽しめるような機能を搭載していたりカジュアルに楽しめるゲームを17LIVEでは導入しています」と配信を通じてゲームを楽しめると言う。「これ以外でも世界の名だたるゲーム会社さんとのコラボを発表していくので是非楽しみにしていただければと思います」と今後の展開についても触れた。

その一環として、17LIVEはセガとのコラボイベントを実施すると発表。11月9日に発売を予定しているセガの人気タイトル『龍が如く』シリーズの最新作『龍が如く7外伝 名を消した男』の発売を記念し、17LIVEとのコラボイベント「龍が如く×17LIVE 新宿ビジョン出演権争奪戦」が実現することに。柳氏は「ライブコマースの機能が実践されているんですが、今回は実際にライバーさんがゲームの魅力を視聴者さんに伝えながらオンラインで興奮していくという、ゲーム業界でも類を見ない取り組みとなっています」とアピール。『龍が如く』に続いて『ソニックスーパースターズ』とのコラボイベントも開催するそうで、「こちらは10月17日に発売される『ソニックスーパースターズ』をモチーフにしたイベントを予定しています。可愛らしいソニックくんのギフトも登場する予定になっていますので、是非楽しみにしていただけたらと思います」とファンを喜ばせた。

イベントの途中からは17LIVEとコラボするセガの向大地氏も登壇。17LIVEやYouTubeなどのプラットホームで行われているゲーム配信に触れ、「最初は僕らが作ったゲームを勝手に動画にされてお金も稼がれたらゲームが売れなくなるじゃん? 解せない! と思いました。でも結局ゲーム実況を見て買う方が3割ぐらいいるんです。そこから一昨年ぐらいに著作物を使っても良いですよと各事業者さんやライバーさんと締結させていただき、セガとしてはゲームをどんどん使用してください! というスタンスに変わりました」と販売促進が見込めることもあってスタンスが変わってきたという。

また、PRについてはインフルエンサーの存在が大きいといい、向氏が「ゲーム実況もそうですが、芸能人さんを起用するよりインフルエンサーさんや配信者さんを起用した方が売れるんです。接触回数がそもそも違い、お客さんもそれを通じてうちのゲームを知ってもらえるので、メディアの一つとしてめちゃくちゃ大事です」と明かせば、柳氏も「今のお話は色んな企業様から業者問わず聞きます。インフルエンサーさんがどんどん増えていますが、ライバーさんもその中でどんどん活躍して欲しいですね」と17LIVEで活躍しているライバーの活躍に期待を寄せていた。