フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、ゲーム芸人・フジタ(45)が、かつて自分を捨てた父を介護する姿を追った『あの日僕を捨てた父は2 ~孤独な芸人と家族の再生~ 後編』を、24日に放送する。

  • ゲーム芸人・フジタ=フジテレビ提供

小さなアパートの1室で大量のゲームソフトに囲まれて暮らすゲーム芸人・フジタ、45歳独身。華麗なゲームの技の裏側には、悲し過ぎる生い立ちが深く関わっていた。

小学校入学直前、母親が急死し、父と二人きりで暮らすことに。ところが父は、フジタの同級生の母親と恋仲になってしまい家に帰ってこなくなった。小学2年生で始まった孤独な暮らし。自分をこんな目に遭わせる父を憎み、その苦しさと寂しさを紛らすために、フジタはゲームに没頭した。

父が家を出ていって約35年。フジタは、かつて自分を捨てた父親との同居を始めた。その理由は「認知症」。年金をすぐに使い切り、カードローンのキャッシングで膨らむ借金…しかし、何に使ったのかは記憶がないという。長年の怒りの一方で、フジタは父を許し、残り少ない親子の時間を取り戻したいと考え始めていた。

どんどん進行していく認知症。しかし、相変わらずお金に執着し続ける父に、フジタはその理由を問いかける。父が語り出したのは、貧しかった幼少期の記憶。父にとって「お金を渡すことが一番の愛情表現」であり、だからこそ、幼いフジタにも、週に1度の生活費3万円だけは欠かさずに渡し続けていたのだ。

初めて知った父の思いに、フジタは「自分も家族を持ちたい…」と45歳から婚活を始めた。

そんな中、父が突然、姿を消した。日付が変わっても、帰ってこない父をフジタは捜し続ける。30年以上も絶縁状態だった父と息子。家族の再生の行方は…。

ナレーションは、女優の宮崎あおいが担当する。

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