世界野球ソフトボール連盟(WBSC)とコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は、2023年9月21日から開催中の「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」にて、eスポーツ大会『WBSC eBASEBALL シリーズ』と『ePremier12』の開催を発表した。
採用タイトルは『WBSC eBASEBALL パワフルプロ野球』。WBSCとKONAMIが、eスポーツを通して新しい野球の楽しみ方を提供し、野球・ソフトボールファンの拡大を目指すという、双方の目的が一致したことを受けて制作したゲームで、2023年に開催された国際オリンピック委員会(IOC)主催の「オリンピックeスポーツシリーズ2023」では、野球競技として採用された。価格は100円。60以上の国・地域で発売されている。
『WBSC eBASEBALL シリーズ』は、年間ツアーのような形で実施。その年の世界チャンピオンを決める大会も開催される。2023年は、オンラインとオフラインを組み合わせた構成で、それらの予選を勝ち抜いた選手がファイナルに進出する。
さらに、2024年11月には『ePremier12』も開催。場所は東京ドームを予定する。初代チャンピオンに輝くと、第3回「WBSCプレミア12」優勝国とともに東京ドームで表彰されるだけでなく、スイスのローザンヌにあるWBSCオフィスに名前が刻まれるという。
TGSの発表ステージでは、WBSC 専務理事のマイケル・シュミット氏とKONAMI 執行役員の山本竜彦氏によるトークセッションを実施。両社がパートナーになった経緯や、今後のビジョンなどについて言及した。
また、ストリーマーのたいじ選手とKOY選手による『WBSC eBASEBALL パワフルプロ野球』のエキシビションマッチも行われた。試合は一進一退の攻防が続き、2-2のまま延長に突入する。均衡を崩したのは、たいじ選手のひと振りだった。打球は勢いよく飛んでいき、みごと満塁ホームラン。そこから勢いに乗ったたいじ選手は、8-2と大きく差を広げる。
その裏、KOY選手も負けじと1点を返すも、8-3でゲームセット。「WBSC eBASEBALLシリーズ」の幕開けとも言うべきエキシビションマッチはたいじ選手が勝利した。