医療脱毛専門院「リゼクリニック」は9月20日、「≪女性・世代別≫デリケートゾーンの悩み・ケアに関する調査」の結果を発表した。調査は8月31日、20代〜50代の女性664人を対象に行われた。
「女性特有の不調」8割超が経験
まず、生理・妊娠・出産・更年期などから起こる「女性特有の不調」に関しては、82.3%が「感じたことがある」と回答した。また、その不調により、生活の質(QOL)の低下を感じるか聞いてみると、89.4%が「感じる」と答えた。
フェムテック・フェムケアの認知度は?
フェムテック・フェムケアの認知度については、全体で「意味まで知っている」の回答は6.3%にとどまったが、20代では「意味まで知っている」が9.0%、「なんとなく知っている」が30.5%と、他の世代に比べて認知度の高さが伺えた。
フェムテック・フェムケアで興味関心があるカテゴリーを尋ねると、1位は「アンダーヘア関連」(40.5%)、2位は「サプリ・漢方薬関連」(32.1%)、3位は「デリケートゾーンのケア関連」(29.8%)の順となった。
デリケートゾーンの悩みトップ3は「かゆみ」「ムレ」「ニオイ」
「デリケートゾーンの悩み」に関しては、77.2%が「感じたことがある」と回答。具体的な悩みとしては、全体では「かゆみ」(78.8%)、「ムレ」(58.3%)、「ニオイ」(56.9%)、「黒ずみ」(37.2%)、「毛のチクチク感」(30.4%)の順で多かった。
また、50代では29.3%が「頻尿・尿漏れ」「黒ずみ」に悩んでいる事も判明した。
アンダーヘアの処理事情
「アンダーヘアを処理したことがある」と回答したのは、63.1%。20代女性の脱毛率は29.9%で、世代別で最多となっている。処理をする理由としては「下着から毛がはみ出るのを防ぐ」が66.1%、「陰部を清潔に保つ」が54.4%、「ムレの解消」が40.8%で上位に。世代が低くなるほど「陰部を清潔に保つ」目的で処理を行っている傾向も見られた。
理想のアンダーヘアの形を尋ねてみると、「Vライン」では54.7%が「整える程度」、「Iライン」では36.6%が「無毛」と回答。20代では50.3%が「無毛」を希望している事も分かった。「Oライン」は43.7%が「無毛」を希望し、20代では53.3%にのぼる結果となった。