お笑いコンビのナイツ(塙宣之、土屋伸之)が出演する、アートネイチャー「マープ ラッシュ プレミアム(MRP RUSH PREMIUM)」の新CM「レッドカーペット」編が21日より、順次放送される。
■増毛した塙が颯爽と出勤
新CMはオフィスが舞台。主人公のナイツ・塙がビシッとしたスーツに身を包み、颯爽とオフィスに出勤。「マープ ラッシュ プレミアム」で増毛したことで、自信がみなぎり昔とはまるで別人のバリバリ仕事をこなすスーパーサラリーマンに変身し、後輩たちから頼られ、せんぼうのまなざしを向けられるようになる。
なお、同作に続いて、土屋が主人公を務める第2弾CM「ポジティブ連鎖」編は、冬ごろの放送を予定して いる。
■ナイツ インタビュー
――3日間の撮影、お疲れさまでした。まずは感想をお聞かせください。
塙:途中ありましたね、恐れていた事態が。笑顔の時に目が笑っていないとか、必ず一回はあるんですよ。 以前も30回撮り直したことがあります。
土屋:笑顔が追いつかないんだよね。二人で撮ると、僕だけ笑顔のまま、「もっと笑顔で」と監督に言われるので、出来上がりを見ると、僕の笑顔が目立っちゃって。相方と合わせるのが大変なんですよ。
塙:自然な笑顔を通り越して、怪しい笑顔になっちゃっているというか。刑事ドラマで、ニコッと笑ったつもりが、顔が怖くて、次回の真犯人だと思われてしまったこともあります。
土屋:真犯人でも何でもないし、全然関係ないのに。
塙:第6話で「犯人捕まってよかったですね、一課長!」という時の顔が怖くて、第7話の伏線なのか、と書 かれました。これ、あるあるなんですよ。撮り直せば撮り直すほど顔が分からなくなってくるというのが。
土屋:表情筋が殉職していると。塙さんの演技力だよね。脳みそと表情筋が合わない。僕も今回の現場に 入った時、「スタンドアップの会社」と言われてよく分からなくて、「どういう意味なんですか?」と聞いちゃって。
塙:スタンドアップ?
――スタートアップですね。
土屋:スタートアップなんだ(笑)。
塙:もう椅子から立ち上がっちゃったよ。
土屋:だから、ちょっと私服みたいな、おしゃれなジャケットの人が多かったんですね。でも、僕がスタートアップという言葉を使うことは、一生ないでしょうね。
塙:われわれはスタートアップと真逆みたいな、浅草の演芸場にいますからね。
――「マープ ラッシュ プレミアム」の増毛を体験された感想を教えてください。また、施術後周囲の反応はありましたか?
塙:(施術後に)夏休みをいただいて、福島県のハワイアンリゾートに行ったんですよ。濡らしてはいけないということで、一人だけ水泳キャップを売店で買って着用したら、めちゃくちゃ目立って。「塙が水泳キャップかぶってる!」ということで、皆が見に来たということがありましたけどね。楽しい思い出ができました。
土屋:濡らしても大丈夫なんです。プール大丈夫ですよ!(笑)
塙:大丈夫なんですか!
土屋:つながりがあるから。日焼けをしてはいけない。
塙:濡らしてはいけないのかなと思っていました(笑)。
土屋:僕も子どもと遊園地で、ずっとおじさんなのに日傘を差していました。それで目立ちました。僕は普段、顔をさされないんですけど、那須ハイランドパークで「土屋だ!」と言われました。
塙:日焼け止めよりもね、日傘が一番なんていいますからね。
土屋:夏休み、こういうアクティビティがあったから、余計分かりましたね。すごい自然だし、何にも支障がないですし。満喫できましたね。
塙:すごいいい感じですね。なじんできてね。今、一番いいんじゃないですかね。
土屋:びっくりしたのが、僕は結構、癖毛で独特の癖があるので、撮影中はストレートパーマとかを当ててもらっていたので、家に帰って風呂に入って元に戻ったら、マープのところだけが目立つのではないかなと思いました。ところが、マープもちょうど同じぐらいのクセになっていて、僕の髪質に合わせた同じようなクセの毛になっていました。すごいと思いました、その技術!
――「マープ ラッシュ プレミアム」施術後のお互いの印象を教えてください。
塙:やはり不自然じゃないですよね。
土屋:塙さんも自然な感じで増えましたね。
塙:こんなに気付かれないんだというか、周りから「あれ?」と言われないことが、一番すごいなと思います。漫才協会はめちゃくちゃ気付く人がいるんですよ。明らかにおかしいでしょうという、不自然な師匠たちをいっぱい見てきたので、それがフラッシュバックしてしまって。われわれは若手に何も言われていないですからね。
土屋:毎朝のセットもすごく楽です。ボリュームを出すのに大変苦労していたので、すごく自然で助かります。
塙:むちゃくちゃ普通にラッキーですよね。CMを見ていた時から、これ良いよなと言っていたので。
土屋:ちょっと夢みたいなんですよ。落研の時も、「あなたも増毛してみませんか」と言っていたし、いつかアートネイチャーのCMやりたいなとマジで言っていたので、途中で笑いそうになりました。あ、本当にやっていると。
――髪の毛の気になるところを劇的改善させたお二人ですが、自分自身のことで改善させたいなと思うことは?
土屋:僕は今回、夏は海に繰り出すみたいな役柄を演じたので、本当に海が似合うような男になりたいです ね。やはり、ところどころ無理をしていたというか。会社の同僚たちに「海行こうよ」と言うんですが、どう見ても自分の年齢の半分ぐらいの子たちだったので、こんな不自然な状況はないなと。今回、「マープ ラッシュ プレミアム」もやってもらったので、それに合わせて肉体改造して、海の似合うお父さんになりたいなと思いました。
塙:全く同じで、われわれは本当に体力がなくて、今回レッドカーペットを歩いただけで疲れたんですよ。黒子役の人の方が100倍疲れているのに、体力がなさすぎるので、筋トレをして、バキバキに腹を割りたいなと。頭が完璧になったので、体も変えたいです。漫才って筋肉なので。昔からいわれていますけど。
土屋:西の方で、ずっといわれていますよね。
塙:体力がないと漫才できないんでね。
土屋:本当にそうなのかもね。
――増毛前・後の変化が印象的なCMにちなみ、コンビを組んでから、相方が変わったなと思う部分は?
塙:やっぱりメガネをかけたことですね。相談なしにかけてきたから、ちょっとびっくりしました。でも、今思えば、それがよかったなという感じですね。訂正するキャラだったから。
土屋:そうだよね。ツッコミに見えるようにだて眼鏡をかけたんですけど、おかげさまで眼鏡キャラが定着しました。大学時代の友だちに会うと、「あれ、眼鏡かけてないんだ?」と言われます。
塙:あとは、ここ2年ぐらい、土屋がエグいペースでサウナに行っているので、スタッフさんが、できれば撮 影の間には行かないでほしい、髪がペシャッとなっちゃうからと言っていました。本当にちょっと時間が空くと、すぐサウナに行くんですよ。そこが明らかに変わりましたよね。趣味が増えた感じです。
土屋:今回も撮影の間の1時間で行こうかどうか迷って、一応調べました。ただ、メイクもそのままなので、 迷惑がかかるなと思ってやめましたけど、めちゃくちゃ気持ちいいのでハマってしまいました。でも、前回の撮影の時は行きましたよ。増毛前のシーンの撮影が終わった後、ラジオの前に1時間空いたので。
塙:1時間空いたからって、普通行かないですよね。
土屋:1時間でも、高速3セット行けます。
塙:マジで!? 都内のほとんどのサウナに行ってますからね。
土屋:塙さんはやっぱり、おじさんになりましたよ。無意識に声が漏れるようになって、打ち合わせの時に 「あー」とか、「えぁー」とか、そんなんばっかり。そういえば、師匠たちもそうだったなと。静かにしていられないんですよ。本当に増えたので、めちゃくちゃおじさんになったなと。
塙:うすうす気付いていました。ボケで言ったことも、周りには大きい独り言なのかなと思われちゃっている感じがして。今朝も一人のシーンの時、「巨人、昨日で終わりましたね」と言ったら、全員から無視されました(笑)。こいつ何独り言を言ってんだろうと思われたのかな、声が中途半端だったのかなとか、そういうことを感じますね。
土屋:塙さんぽいなぁ。
――CMの「髪が増えると気持ちがアガる!」というセリフにちなんで、最近気持ちがアガった出来事は?
土屋:僕は完全にゴルフですね。最近、またハマり出して。でも、11年やっているんですよ。師匠に誘われ てゴルフを始めた当時は本当に下手で、100を切る気配が全くなかったんですけど、この間ついに100を切ったんですよ。ニッチェの近藤は、始めて3カ月で100を切ってましたけど、僕は11年かかりました。下手だけど、続けて100を切ったから、めちゃくちゃ気持ちが上がりましたね。諦めないでよかったなと。
塙:その流れでゴルフ番組をやっているんですよ。僕は始めて3カ月ぐらいなんですけど、僕の方がいいシ ョット打つんですよね。むちゃくちゃ気持ち上がります。
土屋:塙さんに抜かれるのだけは嫌だということで、僕も必死になる。
塙:やっぱりナイスショットの時は上がりますね。漫才でウケた時と同じぐらいの快感があります。