女優の深川麻衣が主演を務める読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『彼女たちの犯罪』(24:09~)最終回がきょう21日に放送される。
■『彼女たちの犯罪』先週放送第9話振り返り
今作は、『ルパンの娘』や『忍者に結婚は難しい』など、人気ドラマ原作を次々と手がける横関大氏の同名小説を映像化するスリリングサスペンス。愛を求める繭美(深川)、自由を求める由香里(前田敦子)、正義を求める理子(石井杏奈)は、“普通の幸せ”を望み、葛藤を抱えながらも、それぞれの日常を暮らしていたが、ある日1人の女性の失踪事件をきっかけに人生が思いもよらぬ方向に進んでいく。
先週放送の第9話で、翠(さとうほなみ)と再会した由香里は、理子に息子がいること、そして理子が末期癌であることを知らされる。翠は崖から戻った後、理子の家に滞在していたのだ。そんな中、追い詰められていた繭美は、智明(毎熊克哉)をもう一度容疑者に仕向けられないかを、理子に相談していた。状況が悪くなる中、事件の本当の目的は何だったのかを理子に問う繭美。そして理子は、実は子供がいること、その父親が智明であることを告白するのだった。そして、物語のラストは、理子と大輔(高木波留)が広場で待ち合わせるも、寸前で上原(野間口徹)と脇谷(鈴木康介)に気づかれ、それぞれがバラバラに姿を消すという展開で幕を閉じた。
■最終回では繭美と由香里は指名手配される
最終回では、海で発見された遺体がユカリ(南沢奈央)であることが判明し、繭美と由香里は指名手配されることに。理子は体調が悪くなる中、持てる力を振り絞り、繭美に自分が警察で自供する内容のメモを手渡す。文字は震える筆跡で書かれていた。それを見た繭美は、どうして自分のことを頼ってくれないのか、体調がこんなに悪化するまで何も言わないのかと思い「支えになれていたら……」と理子を抱きしめるのだった。そして、すべてを一人で背負おうとする理子を前に、繭美はある決意をする。
一方神野家を訪ねた由香里は、神野素子(山下容莉枝)と和雄(遠山俊也)に頭を下げ、謝罪する。するとそこに智明が現れ、繭美の居場所まで案内するよう無理やり由香里を車に連れていく。繭美の着信で居場所を突き止めた智明は、繭美たちがいる河川敷へと向かう。到着後、怒りが収まらない智明は、痛みに苦しむ理子に掴みかかる。理子は「そうやって、あなたは私を殺した……私の心を殺した……」と、今まで1人で抱えてきた苦しみを吐露するのだった。彼女たちの犯罪の結末とは。