ウィナーズの家電ブランド「レコルト」は、少人数世帯向けのデザイン性が高い調理家電で人気。コードレスハンドブレンダーなど、他社にはあまり見かけない機能の製品も数多く手がけています。
そんなレコルトが2023年秋に発売する製品が、IH式ホットプレート「卓上IHクッキンググリドル」と、ごはんとおかずを同時に調理できる小型炊飯器「クッキングライスクッカー」です。どちらもレコルトらしいデザインや機能が目をひきます。注目ポイントをプレス向けの体験会でチェックしてきました。
見た目も機能も魅力的なホットプレート
「卓上IHクッキンググリドル」(以下、クッキンググリドル)は、IHヒーターにアルミ製のグリドルプレートを組み合わせたホットプレートです。グリドルプレートとは、鉄板焼きもできる浅く湾曲した鍋のこと。焼き肉などの鉄板焼き、煮物、揚げ物、茹で料理など、幅広い調理に対応しているため、キャンプでも人気のマルチな調理器具です。
クッキンググリドルが一般的なホットプレートと違うポイントはいくつかあります。まずはプレートの色。ホットプレートやグリドルプレートは黒やダークグレーがほとんどですが、クッキンググリドル付属のプレートは珍しい白色です。
調理器具としても「映える」うえ、プレートに乗せた料理も引き立ちます。また、よくある平面プレートではなく、ゆるいすり鉢状のグリドルプレートを付属するため、汁気の多いすき焼きやフォンデュ、アヒージョといった料理も作れます。
もうひとつの注目ポイントは、IH式であること。IH式は一般的なホットプレートが採用する「ヒーター式」と比較して温度調整が得意です。クッキンググリドルは180W~1,200Wの7段階で火力調整ができるほか、55℃~95℃の低温調理モード、140℃~195℃の揚げモードといったように、温度と加熱時間を指定したモードも備えています。
ちなみに、本体のIHヒーターは付属するグリドルプレート以外のIH対応調理器具も利用可能。IH対応素材なら、自宅の鍋やフライパンも使えます。レコルトブランドからは、別売りで本体にあわせたカラーのIH対応鍋も発売される予定です(希望小売価格は3,960円)。
小さなボディでごはんとおかずを同時調理できる炊飯器
もうひとつの新製品は小型の炊飯器「クッキングライスクッカー」です。本体サイズはコンパクトですが、炊飯容量は0.5合~3合。箱型の一風変わったデザインや、ごはんとおかずを同時に調理できる点が特徴です。炊飯器の内鍋といえばダークグレーが一般的ですが、クッキングライスクッカーのクリームホワイトカラーは、内鍋も白色であるところに注目です。
ごはんとおかずを同時に調理する場合は、炊飯用の内鍋に、食材と調味料を入れた付属の「調理トレー」を乗せて「白米」モードでスタートするだけ。今回の体験会では、内鍋でショウガごはんを炊いて、調理トレーで煮魚を同時調理しました。
内鍋で白米を炊きつつ調理トレーでカレーを作れば、ごはんとカレーが同時にできあがります。また、クッキングライスクッカーの「蒸す/煮る」モードなら、内鍋でスープ、調理トレーで蒸し野菜など2種類のおかずを作ることもできます。工夫しだいでさまざまな調理が楽しめそうです。
以上、レコルト秋の新製品で気になる2種類の調理家電でした。いずれもレコルトらしいデザインと、ちょっと便利で魅力的な機能を備えています。個人的に注目したのはクッキンググリドル。ホットプレートとしてだけではなく、卓上IHヒーターとしても利用できるコストパフォーマンスのよさが魅力的です。