9月19日、iPhone 15の発売間近というタイミングで「iOS 17」が公開されました。初対面の人でもiPhoneを近づけるだけで連絡先を交換できる「NameDrop」などの新機能が用意されたiOSの最新版ですから、時間に余裕のあるタイミングでアップデートしましょう。
しかし、どのiPhoneでもアップデートできるわけではありません。対応モデルはiPhone XR/XS Max以降、iPhone 8やiPhone Xは対象外となります。「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を実行し、画面下部に「iOS 17にアップグレード」が表示されれば対応モデルと判断できます。
その後、3ギガ以上あるiOS 17アップデータ(更新用ファイル群)をダウンロードし、電源に接続するなど準備を終えればアップデート可能な状態になります。
ただし、iOS 17にまつわる利用規約を承認しないかぎり、実際にiOS 17アップデータがダウンロードされることはありません。ただiOS 17アップデータのダウンロードが可能になったという状態にすぎず、巨大な更新用ファイル群のためストレージの空きが減ることもありません。
そもそも、iOSのメジャーバージョンが上がる(たとえば「16」→「17」)アップデートは強制ではなく、ユーザの判断に任されています。アップデートを促す通知が届いても気に留めず、ダウンロードを開始するボタンをタップしなければ、これまでどおりiOS 16を使い続けられます。その気になるまでしばらく様子を見るのも、ひとつの考えかたですよ。