箱根登山鉄道は、モハ1形106号について、11月中旬をもって現行の青塗装での運行を終了し、来年1月からオレンジ色の標準塗装で運行すると発表した。これにより、現存する旧型車両はすべて標準塗装になるという。

  • 青塗装を施した現行のモハ1形106号

  • 標準塗装の106号

モハ1形106号はチキ1形を改良した車両で、1919(大正8)年の箱根湯本~強羅間開業時に就役。100年以上の歴史を持つ旧型車両だが、いまも現役で活躍している。

2019年の箱根湯本~強羅間開業100周年を記念し、モハ1形106号は戦後の1949~1957年頃に見られた青塗装を復刻。現在もこの塗装で運行中だが、オレンジ色の標準塗装に戻すこととなった。なお、「104号・108号同様に、扉部分も『標準塗装』と同色で塗装いたします」とのこと。