ライボの調査機関「Job総研」は9月19日、「2023年人事評価の実態調査」の結果を発表した。調査期間は2023年8月30日~9月4日、調査対象は20~50代の社会人、有効回答は758人。
まず、人事評価制度の有無を質問すると、「ある」が83.9%、「ない」が16.1%との結果に。評価方法については、「MBO(目標管理制度)」が36.0%と最も多く、次いで「コンピテンシー評価」が23.0%、「ミッショングレード制度(役割等級制度)」が21.2%、「360度評価(多面評価)」が15.4%となった。
一方、人事評価制度に不満を「感じている派(とても+やや+どちらかといえば)」は75.2%。評価種類別では、360度評価に不満を感じている人が一番多く77.0%に上った。
次に、評価によって過去にモチベーションが低下した経験があるか聞くと、「ある派」が78.7%に。理由については、1位「成果と報酬が見合っていなかったから」(51.3%)、2位「評価の基準が不透明だったから」(45.6%)、3位「上司が自分をちゃんと見てくれていないと思ったから」(38.5%)となった。
評価によって転職を考えたことがあるかと問うと、「ある派」が71.8%を占めた。さらに、転職を考えたことのある人に実際に転職をしたか聞くと、「した」が48.9%、「していない」が31.6%、「検討中」が19.5%となり、半数近くが実際に転職をしたことがわかった。